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明日この手を放しても

明日この手を放しても

明日この手を放しても

作家
桂望実
出版社
新潮社
発売日
2007-06-01
ISBN
9784103033516
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明日この手を放しても / 感想・レビュー

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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

大学2年生の時に網膜色素変性症と診断され全盲となった凛子。彼女には漫画家の父と、不満ばかりを口にする兄がいて・・。モヤっとしたまま終わってしまったところはありますが、全体的には良かったです。最初はどうしようもないように思えた兄の変化も嬉しかったです。そして何よりも二人が依存しあう関係で終わるのではなく、きちんと自立しようとしたところが良かった。★★★★

2012/12/27

扉のこちら側

初読。全盲になった妹と、お互いの距離感がつかめない兄の生活。少しずつぶつかりながら生きていく人たち。

2013/09/01

ミーコ

期待して読んだのですが・・・ 誰にも感情移入出来なかった。誰も好きになれなかったからか、最後まで引き込まれず。。。 1995年から2006年までの物語で、盲目になってしまった妹 凛子と、自分の事しか考えていなかった兄 真司の清聴していく姿は上手く書かれていました。失踪してしまった父親が どうなってしまったのか が気になります。

2015/05/16

あつひめ

母の死、父の行方不明、視覚障害の自分を残してどうして・・・と凜子は思ったに違いない。自分だけこんなに・・・と。でも、父を探しながら兄真司と過ごす時間は守られているという安心感がいっぱいだったのだと思う。口は悪いしハチャメチャっぽいけど、実はとってもまともな感じがする。潔癖症の妹に対して兄ができる精一杯の優しさだと思う。私的には、最初から最後まで真司押しかな。ちょっと粋がっちゃっているけど。兄弟って他人に接するような接し方の優しさはノーサンキューかも。喧嘩しながらそっと手を差し伸べる距離感がいいと思う。

2011/06/21

takaC

思いがけず個人的 sleeper だった。拾い物、めっけ物。あと10年分ぐらい読みたいゾ。

2011/01/25

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