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夫婦の一日

夫婦の一日

夫婦の一日

作家
遠藤周作
出版社
新潮社
発売日
1997-09-01
ISBN
9784103035220
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夫婦の一日 / 感想・レビュー

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roomy

文庫にて読了。

2012/09/15

mika_i

今よりも老いて死を間近に感じたとき、私も若い人に嫉妬したり何か宗教のようなものにすがりたくなるだろうか。『日本の聖女』では、細川ガラシャの最期は彼女なりのキリスト教信仰だとしている。日本人は信念のために死ぬことが尊いとされる傾向がある。一方キリスト教はどんなことがあっても生き続け諦めず乗り越えることが正しいという。なるほど、生きて困難に向かっていく方が辛いだろう。死ぬことは責任を全部投げ出してしまうことかもしれない。

moama

表題作「夫婦の一日」は好きだったけど、あとはちょっと難しかったり女性としてはひいてしまうものもあったり…キリスト教にもう少し詳しければ理解が進んだかも。

2011/09/04

ジュニア

短編5編構成。そのうち4編が現代(80年代当時)で連続した物語となっている(と思う)。妻にも見せない自分、自分が普段意識していない自分が垣間見えるにつれ、葛藤する様子が描かれており、全体通して重い雰囲気が漂う。最後の1編は、戦国時代で、遠藤氏が多くの小説で題材に描いている日本における宗教、キリスト教の関わりを物語を通して疑問、矛盾点を読者に投げ掛けている。個人的にはこの話が面白かったので、「沈黙」といった長編を再読してみようと思った。

2020/01/05

ピノ

短編集です。小学校の国語の教科書の様な雰囲気の表題作から先に進むにつれて不穏な気配が強くなっていきます。六十歳の男を読んだとき、サディスティックロリコンクリスチャンという言葉が頭に浮かびました。

2017/03/05

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