キアズマ
キアズマ / 感想・レビュー
takaC
約一年がかりで連載を読んでたのと比べると格段に面白く楽しめた。オッジの赤城が登場してたなんて記憶してすらいなかったし。そろそろ続編登場の時期でしょうか。当然予定されているのですよね?
2013/08/05
ヴェネツィア
シリーズ第4弾はアマチュアの学生チームを描く。主人公の岸田正樹は大学に入学したばかりだが、ふとしたことが契機となって自転車部に所属することになる。彼のこれまでのスポーツ歴は柔道のみであり、およそ畑違いだ。1年上級の櫻井、2年上級で部長の村上らとの接点を深めながら、正樹は自転車乗りの才能を開花させてゆく、といったお話。正樹にも、櫻井にも消し難い過去があるのだが、その超克がメインプロットの背景にはある。ただ、アマチュアとしての新鮮さはあるものの、逆に言えば甘さもあり、小説もまたその宿痾を逃れられなかった。
2024/07/05
射手座の天使あきちゃん
風を切り裂くレースの臨場感・選手たちの駆け引きや孤独な葛藤など、近藤さんの描くロードレースの世界が大好きです 自転車レース界に新たなエース誕生を予感させる今回の作品 チーム・オッジがこの先どう絡むのか? 早く続きが読みたいですぅ!! (^_^)V
2013/10/27
zero1
人が危険を背負うから競技は尊い。そこには死が待ち構えている。シリーズ第四弾はチカでなく大学自転車部を舞台に喪失と再生を描く。フランス帰りのシニカルな正樹は経験無しでロードレースを始める。ヤンキーだがエースの櫻井や正樹には過去に秘密が。急成長した正樹だが、あるきっかけで気持ちが折れる。嫉妬と挫折が渦巻く。230ページになってある人物が登場。今後、どのように本編とつながるのか?題名は生物学用語で、人と人との出会いで何かが生まれ、気持ちが交差することを意味している。大学編も続くらしい。次は「スティグマータ」
2019/04/05
しゅわ
【図書館】シリーズ四作目は、大学の弱小自転車部に1年間限定で所属することになった正樹が主人公。いままでのようにプロの高度な駆け引きやレースの組み立ては無かったけど、自転車素人な彼視点ですすむので、ジャージのことや自転車の仕組みとかわかりやすかったです。彼らが抱えるものの大きさに胸が痛くなりましたが、覚悟や恐怖を呑み込み、ただひたすら走ることへの魅力に取り付かれてゆく正樹と一緒に走っているような爽快感はあいかわらずで、ページを繰る手が止まらず一気読みでした。オッジの赤城さん登場にテンションがあがりました
2013/07/23
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