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愛なんて嘘

愛なんて嘘

愛なんて嘘

作家
白石一文
出版社
新潮社
発売日
2014-08-22
ISBN
9784103056546
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愛なんて嘘 / 感想・レビュー

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ミカママ

長らく読むのを躊躇していた作品ですが、冒頭からいきなり持って行かれました。そうそう、恋する女は生活の全てが恋愛になるけれど、男にとっては一部でしかない。て言うか、そうでない男なんて魅力ないし。相変わらず女性キャラになりきって読了。やっぱうまいなぁと思うし、女性目線にキレが出てきてる、白石さん(思いっきり上から・笑)。

2016/08/23

テンちゃん

『結婚や恋愛はゴールではない!変化しゆく愛の形を二人で育むスタートライン!』『幾百万通りもある愛の形』『愛は貫き通してこそ大事!』『変化する愛を歩み寄り受け入れられるか?』『今までの愛に疲れた時!決断する時!』『新しい愛を求めて走りだす』⇨別れ!離婚!裏切り!⇨『愛がわからなくなる瞬間』o(>_<)o追い込まれた心!⇨『自分の心の世界が世間を裏切りとみなす!』。°°(≧□≦)°°。『愛なんて嘘!』⇨男女の別離!歪んだ関係!狂った関係!⇨愛にルールはない!短編6作品!なかなかの作品。☆o(>_<)o4.4

2015/12/09

ケイ

タイトル『愛なんて嘘』からは、漠然と、主人公が自分の相手に対し「これが愛だなんて嘘でしょ、愛してないでしょ」と嘆くようなものかと思っていた。六つある短編のうち二つ目を読み終わったところで、思わず自分自身で呟きそうになる。「こんなの愛じゃないよ、これを愛なんて言うのは嘘。ただ他の人を傷つけているだけ。愛にきちんと向き合えないだけではないの?」と。変わった愛こそ真実の愛と思い込み、幻想に囚われ、勝手にややこしいところに入り込む登場人物達。猫の出てくる話はとても共感できた。

2014/10/25

Yunemo

人の真の幸せ、って何なの。6組のそれぞれの男と女、自己愛を最終の生き方として貫く。これでいいのかな、逆にこの生き方を賛美、両者の気持ちで揺れ動きます。人生に正解はありませんけど、やっぱり一言で言ってしまえば、狂気の世界なんでしょう。けっして純愛という言葉で表現したくはありません。孤独な世界で、周りに同化することなく、自分の気持ちだけで生き抜いていく、それができたら存外の幸せ。こうした幸せ感、やっぱり自己愛そのもの。幾多の作品の中でも表現されている著者独自の価値観。自身の気持の一部に刻みつけておきましょう。

2014/08/25

あん

純愛を貫く6つの短編集。正解のない人生ならば、自分のやり方で幸せをつかみとるというのは理解できるのですが、「普通の幸せでは満たされない人たちの愛の形なのかな?」と思ってしまいました。まぁ、「普通の幸せ」っていう定義もありませんけどね。「真実の愛って何なの?」って考えさせられるお話ばかりでしたが、主人公たちが自分の気持ちに正直に行動しているところは、とても羨ましかったです。

2014/10/31

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