見知らぬ国へ
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見知らぬ国へ / 感想・レビュー
hiro
一昨年の10月亡くなられてから、一年以上経つが、まだ新たな本が出版されている。本当にすごいことだと思う。この本も単行本未収録のエッセイ集として、昨年10月に出版された。北さんは、日本では本を読んで声を出して笑ってしまうようなユーモアは、下等のものと言われる風潮を意識して作品を書くと、この本でも書いているが、このような風潮がなくなり、声を出して笑えるユーモアが受け入れられるようになったのは、北さんのこのような貢献があったからだと思う。それにしても、『航海記』が800万部ほど売れたというのには、びっくりした。
2013/01/14
散歩中
北杜夫の本は自然で読みやすいので、いつも何となく読み終わります。旧制松本高校時代や父斎藤茂吉のことなど毎度同じような内容が、この本でもユーモアと郷愁を感じさせながら書かれています。彼は自分の本で残るのは、ドクトルまんぼう航海記ぐらいかなと言っていますが、これ以外も長く読まれていくと思います。
2015/11/21
Masa.H
北杜夫氏の新作が読めたというそのことだけで言うことなしです。はるか昔、学生の自分から馴染んだこの文体、思考に再開できたことを嬉しく思います。 たくさんの素敵な文章をありがとう。
2012/11/15
ゆかっぴ
中学生の頃から読み続けている北さんの文章はとても心地よいです。まだ読んでいないものや読み返したい作品を並べてこれからの楽しみにしていきます。
2014/04/24
青
北さんのエッセイ。自分の作品に対してや、親交のあった作家、そして父親について。様々なことをかかれたエッセイだが、表紙の後ろ姿とタイトルがなんとも哀愁を感じさせて、北さんも遠くへ逝かれてしまったのだなぁ。と思う。
2014/04/23
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