KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

窓の魚

窓の魚

窓の魚

作家
西加奈子
出版社
新潮社
発売日
2008-06-01
ISBN
9784103070412
amazonで購入する

窓の魚 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

モルク

若い二組のカップルが田舎の温泉にいく。各章でそれぞれのことが語られ、事件もおこるが決して謎解きミステリーではない。どうとらえればいいのだろう。男女4人は本当に恋人?友人?それぞれに暗の部分を持ち相手を思いやる気持ちもない。読後感はよくないが、猫、鯉、口紅、歯みがき粉…それが効果的に使われていた。

2024/07/15

優希

何だかゆらゆらゆれている感じがしました。温泉旅館に宿泊した4人の男女が視点を変えて物語を語っていくのが独特の雰囲気を醸し出していると思います。感じたことを書き綴っているだけなのに、心の闇が見えたり、人間関係の絡みみたいなものが伝わってくるようでした。そこには秘密や寂しさが存在していてじんわりくる感じがあります。ただ、何となく違和感のような不思議さがあって少し物語と距離を感じたような気がします。心の中は読めそうで読めない部分が多いのかもしれません。

2014/08/31

たーさん💎💎

四人の男女、それぞれ二組のカップルが温泉に行く、恋愛小説かと思いきや少しサスペンスもあり、西加奈子さん何作か読んでますが関西弁の文章じゃなかったからいつもの西加奈子さんの作品とちょっと違う感がありました。一人一人の目線で話が進み、この場面で君はそんなことを考えていたんだね~といった感じでした。ちょっと違う西さんの作品が読めました。

2017/03/17

けぴ

田舎の温泉宿に宿泊する男女4人。宿での体験をそれぞれの視点から語る4章と事件についての短い3つのエピソードからなる構成。純文学なのか推理小説なのか青春小説なのか、判断難しい不思議小説でした。

2022/06/11

美登利

う~ん、何だかよくわからなかったけど、映像化すると綺麗なのかもしれないと思える作品でした。人間はモノクロの世界で、池の鯉の艶やかさの対比とか。男女4人のそれぞれ複雑な思考と関係が絡み合っています。どことなく気味が悪いんだけど、割とスラスラと読みおえてしまいました。

2014/06/12

感想・レビューをもっと見る