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よみがえる力は、どこに

よみがえる力は、どこに

よみがえる力は、どこに

作家
城山三郎
出版社
新潮社
発売日
2012-06-22
ISBN
9784103108207
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よみがえる力は、どこに / 感想・レビュー

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えちぜんや よーた

大岡昇平さんのエピソードを読んで、左側にいる一部界隈の人が、政府のやることについて何でもかんでも脊髄反射的に反対する理由がわかった。理不尽な戦争に駆り出されて、理不尽に死ねと命令されたからだ。でもそんな世代の方(90代以上)も残り少ないはずだ。戦争に行かなかった世代(80代以下)も、同じように脊髄反射で反対するのはなぜなんだろうかと思ってしまった。

2021/07/29

ふじさん

土光敏夫、本田宗一郎、石田禮助、田中正造、大岡昇平等、反骨精神溢れる男たちを語った講演会録。作品余話が語られており、初めて知ることも多く読み応えがあった。「そうか、君はいないのか」の新発見の続稿も先立った妻への思いがほとばしる内容で心打たれた。吉村昭との対話集は、同年代で思想信条も似た作家同士、忌憚ない話の連続で面白かった。戦争に対する思いは、共感できる部分が多かった。

2021/09/13

mondo

城山三郎の小説が好きでこれまでに、渋沢栄一の生涯を描いた『雄気堂々』を初め、10冊以上の小説を拝読してきた。そして近年、読み漁っている吉村昭との対談なのだから読まないという選択肢はない。私自身が好む小説家に共通したものは偶然ではなかったことにも気がついた。対談集から二人が同世代という共通の価値観だけでないものを感じる。一番は歴史観、特に過去の大戦に対する日本人一人一人の意識についての問題提起の部分だ。吉村昭が描く戦争記録小説の根底にあるものは何かをここから知ることができる。そして、夫婦愛かな。

2022/01/18

金吾

○城山さんが書く信念を持った人たちの話は読んでいて心地いいです。また奥さまへの深い愛情は、自分もそのように生きていきたいと思わされます。吉村昭さんとの対談は二人とも好きな作家であり、楽しかったです。

2024/07/05

気軽に読めます☆奥さんとのエピソードはどんな話でもほっこりするしベストカップルだなぁと思います。同い年の作家吉村昭さんとの対談は超貴重です!お二人とも青春真っ盛りで終戦を迎えその経験をどうにか残したいと作品を書いたことや軍隊という組織に対する考え等今となっては生で聞けない意見満載でした。私的には吉村昭さんの意見にとても共感してしまいました。

2014/06/08

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