よむ、詠む、読む: 古典と仲よく
よむ、詠む、読む: 古典と仲よく / 感想・レビュー
Mijas
著者の講演をまとめた本。古典への思い、詩歌を日本語で声に出して読む大切さが述べられている。話題は、源氏物語から和歌、漢詩、歌舞伎に及ぶ。日本の詩歌は「間」から生まれる情緒を重視してきたこと。それが国民の感受性を豊かに深くした。日本人は、無名の国民の誰もが潜在的に辞世の詩歌の作者であるという民族だが、中国文学からの影響であるという視点。数多の政変で犠牲になった政治家は同時に詩人であり臨刑詩を残した。それが万葉集の挽歌となる。卓越した資質であった大津皇子の辞世の漢詩に日本的な繊細さをみる。(「漢詩への感謝」)
2017/12/07
toki12
ギリシア悲劇と能が似ているp202若者は学校でよりはるかに多く酒場と旅で学ぶ p220
2012/09/18
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