美術館へ行こう: ときどきおやつ
美術館へ行こう: ときどきおやつ / 感想・レビュー
シナモン
図書館本。全国の個性的で小さな美術館が24ヵ所、付近で食べられるおやつとともに紹介されている。普段企画展を目的に美術館に行くことが多いが、たまにはこんな小さな美術館自体を目当てに行くのもいいなと思った。「多治見市モザイクタイルミュージアム」「アサヒビール大山崎山荘美術館」にはぜひ行ってみたい。写真もきれいでページをめくってるだけで、全国の美術館を旅したような気分になれる素敵な一冊でした。
2019/09/09
ケロリーヌ@ベルばら同盟
お散歩の途中でふらりと立ち寄るような、のんびりと気分転換が出来て、明日への活力を得られる場所をコンセプトに、生活スタイリストの伊藤まさこさんが選んだ、24の小さな美術館。個人の住居を改装したものや、岡本太郎記念館といった、一人の芸術家にフォーカスした施設が、美しい写真と柔らかな文章で紹介されています。原生林に囲まれたクロアチアの古民家を移築した記念館の佇まい、波打つ硝子越しに見る緑なす木立、歳月に磨かれ、艶やかに本を抱く書架…。展示物はもとより、美術館自体が持つ魅力に惹き付けられ、是非訪れたくなりました。
2021/05/15
野のこ
作品だけではなく建物や周りの庭園を含めて素敵な美術館ばかりで楽しかったです。ときどきおやつも♡以前から行きたい「六花の森」(バターサンドのアイスクリーム美味しそう)「碌山美術館」載ってた。柳宗理記念デザイン研究所は今度行こう。「アサヒビール大山崎山荘美術館」美しい!いつか行けたらいいなぁ。また、まさこさんがたくさん写ってて嬉しかったです。
2018/06/27
ぶんこ
意外と知られていない小さな美術館が紹介されていて楽しい読書となりました。テレビ番組の「百年名家」で取り上げられそうな趣のある三鷹市山本有三記念館や京都のアサヒビール大山崎山荘美術館に行きたくなりました。小さな美術館だけあって、一人から、多くても数人の芸術家の作品展示。それぞれ個性が感じられて、作品世界に浸れそうです。面白いのは管理されている方の思いが現れていること。北海道の北のアルプ美術館は特にそれを感じました。なんと入館料無料。他にも無料の所がありました。申し訳なくなりますね。
2022/01/21
あじ
大都会に集中しがちな美術館ですが、地方には地方にしか根付かない美術館があります。こぢんまりとしていても、こだわりの展示で魅せる底力─伊藤まさこさんが案内するとっておきの穴場美術館。学芸員から聞き出す話力、所感の文章化、邪魔にならない身だしなみ。そして情報として無駄のない写真。これを読んだら“芸術の秋”まで待てなくなる事でしょう。◆キーワードメモ・中谷宇吉郎、山本有三、アルプ、モザイクタイル【購入本】
2018/07/10
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