KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

男と点と線

男と点と線

男と点と線

作家
山崎ナオコーラ
出版社
新潮社
発売日
2009-04-28
ISBN
9784103143215
amazonで購入する

男と点と線 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

優希

色々な場所での様々なエピソードが編み込まれていました。男と女の何てことない日常的なストーリーなのですが、ふわふわとした感じが降り注いでくるようで心地よかったです。世界のあちこちで男と女が出会っている奇跡を感じました。関係も距離感もつかめずにいる男女に、胸がギュッとくる感情。恋愛の一歩手前の絶妙な空気が心に沁み込んでくるようでした。男と女はきっと見えない点と線で結ばれているのでしょう。

2015/05/29

ぶんこ

何気なく手に取ったのですが、海外のあちこちが舞台になっていて面白い。クアラルンプールでの年金生活に興味があったのですが、この蒸し暑い情景を読むと暑さ苦手の私には無理。最も興味のあったウシュアイア。本当に日本人経営の安宿があるのでしょうか?南極旅行の拠点の町。行ってみたいです。短編集としてはナオコーラさんの作品の中では私好みではなかったです。

2017/02/13

そのぼん

ひたすら淡々とした生活をなぞらえた短編集でした。何か特別な事があるでもない普通の人の恋愛を描いた作品が揃っていて、気軽に読めるものばかりでした。

2012/08/02

ai

短編集。「今日も、世界中で、男と女が出会っている」というフレーズを軸に編んだそう。「スカートのすそをふんで歩く女」、絢ちゃんと男3人が過ごす時間がいつまでも続けばいいのに、って心の底から思った。ラスト3行がとっても切ない。「膨張する話」もそう。弓削田と海藤さん、かわいいカップルだなぁ。海藤さんの真面目さ、誠実さが本当にかわいい。「男の膨張のためにエロはあるんじゃない!」かっこいい、すき….。「物語の完結」のヤマダさんは、作者自分自身をモデルに書かれたのかしら、と思ったり。

2018/10/24

さわこ

不思議すぎる話にはついていけなかった。卒業旅行へ出かけた大学生の女の子のお話と、幼なじみに恋する男性の話が良かった。報われない恋は辛いけど、一心にひとりを思い続けていられることは幸せなのかなとも思う。わたしも今度から、好きな人に会うときは「あなたが大好きです」という顔をしていよう。★★★★☆

2015/01/07

感想・レビューをもっと見る