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三人姉妹

三人姉妹

三人姉妹

作家
大島真寿美
出版社
新潮社
発売日
2009-04-01
ISBN
9784103144311
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三人姉妹 / 感想・レビュー

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えりこんぐ

姉妹ものって、つい読みたくなる。大島さんは『ワンナイト』が面白かったけど、これはちょっと緩やかさがダラダラに感じられた。でも三人姉妹って楽しそうで憧れる。末っ子水絵、若いうちはあっと言う間なのだから、ぼんやり生きてちゃダメよ〜。

2016/12/26

なゆ

三姉妹のいろんな日々のゴタゴタが、三女フリーター水絵の視点で描かれている。一文がダラダラと長々続くのは、末っ子脳内のイメージなのかしら。ゴタゴタとはいってもそんなに深刻ではなく、騒動もどこかほのぼのしてて楽しく読めた。三人で飲みに行ってる時の会話のかしましさの、結構言いたい放題な感じとかうまい。親戚の三姉妹がまさにこんな感じだし。長女の小姑雪子さんがすごくいい味出してて、雪子さんの動向が気になって仕方なかった。大島さんは『ピエタ』以降の重厚なものしか読んだことなかったけど、こんなゆるい感じもいい。

2014/03/21

めだか

「三人姉妹」と言えば、チェーホフの桜の園?そのイメージは破壊されました。強力三姉妹+自己最優先母親+強か小姑&びびちゃんがそれぞれパワー全開で喋りまくれば、「 」書きのセリフもぶっ飛ぶんだ。しかし、三姉妹の誰であれ付き合う彼は、福池家を訪問した後からどのように品評されているやら空恐ろしいです。お父さんがタイで暮らしたい気持ちもわかるような・・・。水絵と真矢の「もっと痒くなれば!」「バカ!」の場面は姉妹の真髄か!でも笑ったなぁ。

2010/02/03

いつでも母さん

ちょっとダラ~っとしつつも面白く読了。三人姉妹ってこんな感じなんだぁと云うのが読後感。私は姉一人の二人姉妹だが、それでも実家の母と三人寄ると喧しい(汗)三姉妹ってよく上と下が似てて真ん中がちょっと変わってるって聞いていたが・・ここの三姉妹はフフフでしたね。とにかく、水絵!ガンバレ!

2015/03/23

まど

三女のボヤキみたいな文章が面白かった。専業主婦の長女、キャリアウーマンの次女、フリーターの三女。みんな安定してるようで不安定、不安定なようで安定しているそれぞれの暮らしの中でのゆらぎが興味深い。

2010/09/29

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