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モナドの領域

モナドの領域

モナドの領域

作家
筒井康隆
出版社
新潮社
発売日
2015-12-03
ISBN
9784103145325
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モナドの領域 / 感想・レビュー

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しんごろ

モンスターエンジンの神々の遊びを彷彿させる話!筒井康隆さんの作品では賛否両論でるかも…(^^;)自分は難しいところもあったけど、面白かったです!BGMにはホルストの交響組曲『惑星』がどうかと…(笑)

2016/01/23

starbro

筒井康隆は昔結構読んでいて、最近新作を読むのを再開した作家です。本作は著者曰く、最期の長編で最高傑作とのことです。期待して読みましたが、???って感じです。個人的には哲学的で嫌いではないですが・・・オウム真理教の教祖、麻原彰晃が出演していたテレビ番組を憶い出しました。

2016/01/02

優希

面白かったです。かつてのキレはやや薄くなっているものの、筒井サンらしさは健在でした。日常から徐々に謎を呼ぶ展開へと盛り上がり、SF的な物語に結びつく流れが読ませます。かと思えば哲学も織り込まれているのが凄いなと。GODなる存在が狂気的やりとりがあると思いきや、最後にはGODが当たり前の発言をしているのが違和感を感じましたが、そこが狙いだったのかと思わされました。読みやすいのも意外。とはいえ、してやられた感はありますね。

2017/02/03

tama

図書館本 新刊案内で 筒井ファン。久しぶりの一気読み。奇妙な日常かと思ったらとんでもない。中盤、筒井先生一体どこへ行かれるのです!?と心配になるほど。このままでは「絶対者入門」でしょ。後半のテレビ局、「あなたはなぜ現れたのか?」の質問は出なかったな。途中メタフィクションになりかかったり。結局「エディプスの恋人」と同じ手を使って去って行くが今回は自ら「愛」を口にしてた。きっと相当頻繁にあちこちほころびが出るんでしょう。かなり不完全なこの世。「脱走と追跡のサンバ」のような長距離疾走作品は最早苦しくなったかも。

2016/02/01

ケンイチミズバ

冒頭、体の一部が発見されバラバラ事件の始まりかと思いましたらなんという展開。被疑者は人間が言う神のようなもの?が降りてきた器としての人。大法廷での哲学講義のごとき審理。精神異常者なのか、そのふりなのか、本物の神なのか。裁判長、検察、弁護士、マスコミも神と認めざるを得ない展開。神様は人が造り出したもの、罪も罰も人が勝手に作った。創造主を被創造者が裁けるのか。いえいえ、固くないギャグです。裁判長がもはや、被告にへりくだり、敬語で最後の陳述をうながしたところ、「あのなあ」に爆笑してしまいました。おもしろかった!

2016/02/22

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