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薬屋のタバサ

薬屋のタバサ

薬屋のタバサ

作家
東直子
出版社
新潮社
発売日
2009-05-01
ISBN
9784103150312
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薬屋のタバサ / 感想・レビュー

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ゆのん

まず、想像していたのとは全く違っていた。何から何まで違っていてビックリする。非常に感想の書きにくい作品だが、1つ言えるのはゾーっとする怖さを感じたという事。読み始めから読み終わりまでゾーっとしっぱなし。読み終わってからも暫くその怖さが続いている。

2018/10/22

ばう

★★★★これは一体何なのだろう?濃密な愛の物語?夢か現か?読み終わった今、自分がどこにいるのか定かでは無くなるような感じ。表紙といいタイトルといい、なんだかほっこりする温かな雰囲気で(勝手にそう思っただけなのだけれど)ハートフルなお話かと思って読み始めたらとんでもない、不思議な雰囲気の物語だった。作者が歌人だからか、一つ一つの言葉が歌うように紡がれていて美しい。まるで私までこの物語の世界に取り込まれてしまったみたい。夢の中を漂っているような感覚のまま読了。

2018/08/19

あつひめ

東さん2冊目。どこか別の世界の扉を開けて忍び込んでしまったような…そう、忍び込んで覗き見てしまった感覚に襲われた作品。一度読んだだけでは見逃してしまうような気詰まりなくらい重たい空気。何を望み何を思い生きているのか。タイトルではちょっと面白そうなワクワクするようなタイトルだっただけにこのギャップが私を物語に誘う。もしも…どこかに行ってしまいたいほど心が疲れてしまったら、この謎の薬屋タバサに見つかってしまうのだろうか。読後、むやみに思い悩まないようにしようと現実と架空の世界の区別がつかなくなってしまった。

2011/05/22

ようこ

栗田有記の「お縫い子テルミー」や「オテル・モル」のような現実の中に存在する非現実世界を描いた一冊。人との深い交流によって人間臭さが少しだけ出てきたタバサ。それでも、最後まで謎は謎のままで終わり、“私”とは一体誰だったのかすらわからなくなってしまった。ちょっと消化不良気味に感じる。

2015/09/12

ころりんぱ

なんだ?なんだ?なんだ??と終了。ちょっと不思議系かつ微妙に怖い系。家守綺譚みたいな感じかな?と読んでいった。途中は嫌いじゃなかったんだけどなぁ。この終わり方は私にはあまりに唐突というか、煙に巻かれて急に読んでいる本が消えちゃったみたいな感覚。あ!主人公の感覚もこれとおんなじ感じか…そうか。いやー、でもちょっと後味が悪いというか、不安にさせられるような本だったなぁ。

2017/08/03

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