朔太郎とおだまきの花
朔太郎とおだまきの花 / 感想・レビュー
兎乃
葉子さんは この原稿を書き上げた 一月後 死んだ。父 朔太郎へ。血を吐くまでもの 言葉。
2015/09/28
オワリハジメ
実際はもっと大変だったんだろうなあと思う。朔太郎が「僕の名前について」で書いていたように、外から見れば色々与えられて恵まれているけど、本人が望むのはまた違う次元のものだったのかも。この著者の随筆を読むと毎回思うのだけど、自分を捨てた母に会いたいと願っていたり、虐めてきた祖母の肩もみを率先してやったりととても偉い…酷い目にあっても自分を貫いている強さがあるのだなあと感じた。
2016/11/23
駄目男
この本は簡単に言えば萩原家が崩壊していく様を長女たる萩原葉子が比較的簡略化してに描いている内容と言っていいだろう。 朔太郎には笑顔というものがない。 いや、勿論笑う事だってあったであろう。 しかし沈鬱と孤独、彼の横顔を見ているとそのイメージしか湧いてこない。 饒舌で明るく人を笑わせるのが好きだった、なんていうものは微塵も感じられない。 笑っている朔太郎の記述もやはり出てこなかった。
2013/10/18
ossa
著者はこの原稿を書き終えてわずかひと月後に、亡くなった。「父上、ごめんなさい。聞いてもらいたかった母のことは、これで終わりです。」と締めくくられる。辛かった半生を書くことが生きることであったのかな、と思わせられる。
2011/08/07
takao
ふむ
2024/08/04
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