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雑司ヶ谷R.I.P.

雑司ヶ谷R.I.P.

雑司ヶ谷R.I.P.

作家
樋口毅宏
出版社
新潮社
発売日
2011-02-01
ISBN
9784103169321
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雑司ヶ谷R.I.P. / 感想・レビュー

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鷹図

巻末の参考文献に『幕張』が挙げられているけど、著名人のイジリ方には木多康昭よりも、むしろ新井英樹的な底意地の悪さを感じた。頻出する「嫌いな有名人」へのdisの、その全てを肯定する気はないんだけど、例えば「こども部長(ママ)とかいうクソの上にもう百個ほどクソが乗ったクソガキが、出演しているCMの自動車にひき殺されたというニュースを伝えていた。これは昼から幸先がいい。」には吹いた。千原ジュニアによる帯の「第一回千原賞受賞」の推薦文が読む気を削がせることこの上ないが、とりあえず前作を読んで肌が合うようなら是非。

2012/06/01

おーしつ

「まったく『ゴッドファーザー』ほど人生について教えてくれる映画は他にはない。その次は『時をかける少女』だ。」 教祖跡目争い狂騒曲と大河内泰一代記の2つのストーリーが入り混じり、相互に真相が明らかになっていく。吉蔵の設定はやり過ぎかなあ・・・老化が言い訳になってるけどあの設定じゃあれくらいで死なないでしょう・・・オザケンが吉蔵を殺るくらいじゃないと納得できない(笑)太郎があっさり後継を引き受けるのも違和感。でも物語力(と鬼畜さ)は文句ないし、読後に残るのは元ネタを全部味わえてないのだろうなあという悔しさ。

2011/10/15

そら丸

今年読んだ本の中ではダントツの面白さ。ゴットファーザーⅡのリスペクトを中心に、映画、音楽、漫画、文学等あらゆるジャンルの引用が最高に効果をあげている。ダークな話だが、爆笑する場面も多く、最高のエンターテイメント小説。伊坂幸太郎の帯の文句も言い得て妙! 続編がスゴク楽しみです。樋口 毅宏作品に外れなし!!!

2011/04/07

マコ

結局どうして山下があんなにずっと教祖に仕えていたのか、よくわからなかった。父親はまぁそうだろうな。都合のいい展開多いな。とか、つっこみどころがあったのは確かだけど、続きに引っ張られて読了したってことは面白かったんだろう。作者のマシンガンみたいなB級感が好き。タランティーノ×ブコウスキーみたいな。ていうかこれ、続くつもりなの?

2019/01/08

ざび

かなり普通の文章となりました。内容はまだぶっ飛んでいますけど。でも厚さ以上の驚きは感じませんでした。概ね想定内。でも発想が常人ではないのは確かです。もう一作は読んでみます。

2012/02/28

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