桜もさよならも日本語
桜もさよならも日本語 / 感想・レビュー
てら
大好物の日本語論。一番馴染み深かったのは「させていただく」論について。近頃「させていただく」人が多すぎる。敬語には敬意の漸減性があるから、いつかは「させていただく」だって、なんだか丁寧な感じがなくなって使われなくなるだろう。次にどんな言葉が来るのかが楽しみである。もう一つ興味深かったのは漢語、和語、カタカナ語の特徴についてである。漢語だってもとは外来語。その特徴を学ぶことができた。漢語を字音語と言い換えることができるのは初めて知ったなあ。それにしても、現代においての日本語論は誰が語っているのだろうか。
2024/08/24
Ryoichi Ito
国語教科書と大学入試問題批判。「国語改革」批判。批判内容は今も変わっていない。
2023/03/17
あきづき たくみ
なぜこの美しいタイトルに決めたのか。タイトルで手にとらせようとしたのだろうか。いずれにしても、なるべく漢語ではなく和語を使いたいと思った。『日本語のために』の続編とのことなので、そちらも読みたい。(文庫版カバー:和田誠)
2023/11/05
嵐 千里
例によって、博覧強記の知識を縦横無尽に展開された快作。 小説家故にこそ、言葉を大切にする。 その反骨精神に拍手!
2022/10/25
クリフトン
「さよなら」と対をなすということは「桜」は咲く-出会うということなのだろうか 日本語からこの二文字がどうしてとられたのか 読み終わってからも謎は残る
2018/11/13
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