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愛は苦手

愛は苦手

愛は苦手

作家
山本幸久
出版社
新潮社
発売日
2010-01-01
ISBN
9784103227212
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愛は苦手 / 感想・レビュー

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yanae

山本さんの短編集。すべて40歳前後の女性が主人公。だいたいこの年代の主人公で、ミステリーでもない場合、順風満帆でもないどんよりした作品が多いと思うんだけど、さすが山本さんで、明るい話ではなくても、読後感が重い、暗い感じにはならず。女性を書くのがうまいなぁ。つくづく。 個人的には、たこ焼き焼けた、象を数える、愛は苦手、が好きだった。 よく考えたら山本さんの短編って初めて読んだかも。(連作じゃないやつ) 山本さんってうまいんだなってつくづく感じた1冊でした。

2017/01/04

ゆみねこ

8つの物語の短編集。アラフォー世代の日常を描き、ほろ苦さもほっこりもあり楽しめました。「象を数える」が好きです。寡黙な舅と嫁のやりとりが何とも素敵でした。

2015/04/01

takaC

各編、女性が主人公のようなので、つい『ガール』と比べてしまうが、こちらはこちらで独特のスパイスが利いてて楽しめた。

2011/02/21

ユザキ部長

短編です。山本さんの本てフリンだの、でき婚だの、バツイチだのが、あい変わらず多い気がします。そんな色々な人の話の中でひとつのコトバ「自分が一所懸命、働くことが世界の平和に直結する」山本さんのスタンダードな考え方なんだろうと想像した。

2014/01/28

真理そら

アラフォー女性についての8編からなる短編集。会社で女として初めて部長になり中古戸建を購入した女性の物語「町子さんの庭」が好きだ。引っ越していった町子さんの近況も気になる。大物政治家の愛人として20年間消費のみの暮らしをしてきた女性が政治家の落選でいきなり無職?になる物語「まぼろし」も好きだ、当面は夥しいブランド物やアクセサリーを売って暮らすしかないが、そのうち何とかなりそうな予感があるのがいい。

2023/10/25

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