二つの祖国 上
二つの祖国 上 / 感想・レビュー
雲をみるひと
第二次大戦前後の日系米国人の葛藤を書いた山崎豊子の長編の前編。作者の他作品同様、導入部ではストーリーの本筋というよりは舞台や背景の説明が主になされている。本作においては当時の日系人の苦労がよくわかる。小説なので多少の脚色はあるだろうが、この部分だけでも一読に値すると思う。
2023/08/11
ざっきー
【図書館】本屋でドラマ化の広告を見たので、ちょっと借りてきました。太平洋戦争時、アメリカが日系人に行った強制収容と、日本人部隊について描かれた上巻。前々から日系人部隊については知っていたものの、詳細に描かれると重苦しいことこの上ない。中巻も途中まで読んでいるが、さらに重苦しい。こんなことが現実にあったことを思うと、いたたまれない。
2019/03/24
湯一郎(ゆいちろ)
戦時中における日系アメリカ人の苦悩。『山河燃ゆ』というタイトルで大河ドラマにもなってる。主人公は天羽賢治。なぜか英語読みだとケーン・アモウと伸ばす。ケンじゃダメなのか…? 架空の人物とはいえこういう人たちがいたこと事実。こういう存在についてほとんど考えたことがなかったので勉強になった。ルーズベルトが史上唯一四選したとか、原爆の開発にユダヤ人が関わっていたとか、豆知識を得られたのも収穫。
2019/09/07
ミカママ
数年前の「99年の愛」(TVドラマ)の原作だったのかな、と思わせる内容。ちょうど今年のはじめにDVDを観たばかりなので鮮明だった。このまま一気に中、下巻へ。
2012/08/28
詩界 -うたか-
感想やあらすじは文庫版にて。私は【大地の子】と【二つの祖国】がとても大好きです。大事にしている物語のひとつです。
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