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沈まぬ太陽 5 会長室篇 下

沈まぬ太陽 5 会長室篇 下

沈まぬ太陽 5 会長室篇 下

作家
山崎豊子
出版社
新潮社
発売日
1999-09-01
ISBN
9784103228189
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沈まぬ太陽 5 会長室篇 下 / 感想・レビュー

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キムチ

THE MOST DANGEROUS ANIMAL IN THE WORLD(世界で最も危険な動物) 終わった。辟易とむかむかがないまぜになる読書だった・・特に5巻は。最後に脳底に張り付いた言葉がこれ。恩地がいい人と言えるか、国見は。行天、秋月、そして行政の首たる利根川は、龍崎は?かっちり善悪を2分はできないだろう。では細井はどうなるの・・などなど考えるとナイロビの空の下にも人間社会はあるのだ。言葉が通じる分だけ権謀術数や魑魅モウリョの闇の見透かしはし易いかもとも思う。

2014/03/08

ちゃんみー

全5巻の“沈まぬ太陽“の最終巻をようやく読み終えました。とんでもなく素晴らしい小説でした。こういうのを社会派とでもいうんでしょうか。フィクションですが日航がモデルになってて、主人公も実在してるんですよね。御巣鷹山の航空機事故がとりあげられていたので非常に興味深く読むことができました。社会や会社の不条理さが如実に表現されていて、とても辛くなってきました。そして恩地派か行天派かって?もちろん私は恩地派です!

2013/03/28

再び読書

権謀術数渦巻く会社で、会長・国見と恩地のさらなる苦闘と敗北。最後の最後まである意味報われなかった主人公と最後の最後まで決別したままの行天。大企業とそこに巣食うどろどろの人々にあきれる。故人の坂本龍馬や児玉源太郎のような私を捨て志をとる人間になれたらと逆に思わせる。

あまりりす

憤り、怒りに震えながら読み進めました。最終章での「会長との集い」の場面は泣きながら読みました。最後の恩地との会談も良かった。これだけ末端に広く受け入れられていても、上層部が腐りきっていたら会社を立て直すことは不可能ですよね。なんとも救いのないラスト…と感じましたが、始終イライラさせられ通しだった行天に鉄槌が振り下ろされる予兆があったことはまだ救いです。手を止めさせない、圧倒的な筆力で物語は展開されました、なんとも言えない虚しさは残りますが、読んで良かったと心から思える作品です。

2013/11/09

イノ

5冊目最終巻。  終わり方が生々しすぎて辛い。 ありとあらゆる方向から心に穴を開けてくる。しかしそれに屈しないまさに沈まない太陽のような強さに救われる。 参考資料の量の多さにも圧巻。9割8分気が沈むけど大変面白かった!! 未来永劫読み続かれて欲しい。 作者はもう亡くなられてるんですね。他の本もいずれ読んでみたい。

2016/03/26

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