大阪づくし私の産声山崎豊子自作を語る2 (山崎豊子自作を語る 2)
大阪づくし私の産声山崎豊子自作を語る2 (山崎豊子自作を語る 2) / 感想・レビュー
rena
山崎豊子さんが船場の生粋の大阪人で古き 船場に生まれて、船場の良き伝統の中で 育ったことがよくわかった。今は、船場の 名残が大阪にあるのかどうか。 ベストセラーの生まれるきっかけや構想 足で取材して書き上げ、それには各界からの抵抗も圧力もあった、跳ね返すだけの 精神力は、さすが大阪人だからこそか。
2015/10/27
じゅんじゅん
2009年発行。自作を語るシリーズ第2弾。後半の大阪についてのエッセイが面白かったです。『暖簾』『花のれん』など大阪を舞台にした初期の作品にも俄然興味が湧いてきました。 それにしてもすごい取材力です!
2013/10/28
ほっそ
やっぱりこの作家さんは、ただものでないとつくづく思いました。同人誌の経験はなく、新聞記者をしながら、デビューして、その後2作目で「直木賞」 それから専業作家になったというこの経歴は、すごい・・・
2010/01/29
のりたま
『ぼんち』は昔ながらの正しい船場弁で書いたが「ごわす」は敢えて「おます」にしたとのこと(27頁)。木下杢太郎が船場弁について「大阪には著しい特徴のある美しい口語がある……」と書いているというが、出典を知りたい(28頁)。「大阪づくし」に書かれている「御為紙」の習慣(135頁)、私が結婚するときまだ残っていたが、知らない人もいて困った。大阪格子の由来、おいど、へんにし、やつしなどという言葉について懐かしみながら読んだ。
2023/03/01
ガチャ
山崎豊子さんが大阪・船場にある商家の生まれで、それに由来して様々な長編作品が生み出されたことが分かった。一つの作品が完成するまでに丹念な取材があるから、臨場感あふれる内容になるんだなと納得。信念が伝わってきた一冊だった。山崎豊子さんの本をもっと読んでいきたい。
2017/12/17
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