KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

写楽閉じた国の幻

写楽閉じた国の幻

写楽閉じた国の幻

作家
島田荘司
出版社
新潮社
発売日
2010-06-01
ISBN
9784103252313
amazonで購入する

写楽閉じた国の幻 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

財布にジャック

写楽の謎・・・もうそれだけで楽しめてしまうんですが、それを大好きな島田さんが書いてくれるなんて夢のようでした。写楽を研究されている方から見たらいろいろと解釈に問題もあるんじゃないかとは思いますが、物語としては大傑作といっても過言ではないと思います。ただ現代パートの部分で主人公の抱えている問題と写楽とがごちゃごちゃになって残念な気もしました。続編書かれるようなので、今から期待に胸膨らませて良い子で待ってます。

2010/10/07

つーこ

物語導入の不幸な事故の場面や、妻家族との確執問題はうんざりする程辛かったが、写楽の話になってからは俄然面白くなってきた。写楽がこんなに謎に包まれている人物だということさえ知らなかったので、どんどんスケールの大きい話になって、さらに江戸時代末期の時代背景なんかもくわしくあり、とても興味深く読み進めた。が・・長いっ!なかなか進まない話、中途半端なキャラ達、重たい本、暖かい気候、眠たい季節。全てが裏目に出て、読むのにスゴく時間がかかってしまった。面白いテーマなのでちょっと残念だったけど、でも間違いなく傑作。

2013/03/17

RIN

写楽と島田荘司さん?もしかして見立てとか引喩?と思いながら読み始めたら直球ど真ん中の写楽探しミステリーだった!浮世絵ミステリと言えば高橋克彦さんだが、久々に写楽の謎ロマンを思い出して大いに楽しめる大作だった。皆さんお書きのとおり、回収されてない謎の積み残しも多く著者ご本人も続編意欲満々とお見受けするので気長に待ちたい。江戸編で語りに語る蔦屋重三郎の国への愛情と哀しみには不覚にも涙。これはおススメ!!

2014/03/05

☆エンジェルよじ☆

本の厚さに驚き現代編Ⅰを読み始めて写楽とどう繋がるんだろうと思っていたらちゃんと繋がった。歌舞伎、版元、絵師、彫師、摺師、浮世絵の関係もわかり興味深かった。写楽という名も浮世絵もチラッと見た事はあるがこんなに謎が多い人物だとは知らなかった。あとがきにも書かれていたが現代編、江戸編の登場人物のその後を教えてほしい。来年のカレンダーで写楽の耳は5本、一・田式、鼻の下が切れている、歌麿の耳は6本を確認して「おっ~ほんとだ!」と感動した

2010/11/27

山田太郎

厚い割には会話が多いからか、すぐ読める。全然着地してないじゃんと思ったけど、大仰なあとがきで言い訳されてました。教授の行動がいまいちわかんなかったり、主人公がいまいち魅力に欠けてたりする気もしますが、最後まで読み進めさせるところはさすがだと思いました。

2011/06/17

感想・レビューをもっと見る