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夏の入り口、模様の出口

夏の入り口、模様の出口

夏の入り口、模様の出口

作家
川上未映子
出版社
新潮社
発売日
2010-06-01
ISBN
9784103256212
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夏の入り口、模様の出口 / 感想・レビュー

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hiro

川上未映子さんの直木賞ではなく、芥川賞受賞作の「乳と卵」を読んだ後、続けて読了。週刊新潮に連載している「オモロマンティック・ボム」を単行本化したエッセイ。同じ週刊新潮に連載中の斎藤由香さんの「窓際OL」より、爆笑は少ない感じだが、なかなか句点が出てこない独特の文体のエッセイがあり、作家らしい言葉に対する思いがあり、大阪人らしく関西弁がでてきたり、楽しいエッセイでした。特に、しをんさんのエッセイにも出てくる、電車の中で自分の作品を読んでいる乗客に対しては、作家は同じような反応するのだと感心しました。(笑)

2011/11/13

nyanco

週刊新潮に『オモロマンティック・ボム!』というタイトルで毎週連載されていたもの。この『オモロ』のくくりがあったせいか、面白いことを書かなくては…という川上さんのサービス精神がかえって損をさせているかも。言葉への感性は相変わらずとても鋭い。装丁も可愛くタイトルも面白いのだが、『世界クッキー』の方が新鮮味があったかな…。『乳と卵』でデビューされた時にはぶっとんだ感があったのですが、根っこはとても真面目な方が多いのだな~とエッセイを読んでいると感じます。続→

2010/07/19

風眠

もともと『オモロマンティック・ボム』というタイトルで連載していて、書籍化のときに『夏の入り口、模様の出口』と改題したようだ。文庫化ではオモロマに戻ったようだけど、私はやっぱりこの『夏の入り口、模様の出口』というタイトルが好きだな。なんていうか、叙情的で美しい雰囲気を醸し出してるし。それで中身はと言うと、給湯室とかカフェとかで交わされる「どこどこの何々がいいらしいわよ」的な「女子の会話」のようで、「叙情的」と言うにはちょっと違うような感じで。だけどこの「少し面白くて、少しロマンチック」な文章と雰囲気が好き。

2013/05/08

野のこ

タイトルと装丁に惹かれて借りました。川上さんの斬新な視点がいくつもあってハッとさせられました。ハチ公の外国版 先生役のリチャードギアの「ハチィ」の発音と、姜尚中さんの声に含まれる成分が気になりました。

2017/08/14

あつひめ

すごく幅の広い話題で楽しめました。不機嫌なのか???と思うような部分や、甥っ子が可愛くて可愛くて・・・と目じりを下げているところが目に浮かぶよう。日常生活で何かビビビっときたものは突き詰めたくなってしまうのかなぁ。なんか・・・知らない世界を覗いたような作品でした。

2010/11/03

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