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ポーカー・フェース

ポーカー・フェース

ポーカー・フェース

作家
沢木耕太郎
出版社
新潮社
発売日
2011-10-21
ISBN
9784103275152
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ポーカー・フェース / 感想・レビュー

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遥かなる想い

沢木耕太郎2011年のエッセイ集。 日常のささやかな風景が沢木耕太郎の確かな 筆致で読者に優しく伝わるのが、素直に嬉しい。それにしても 本書の時代の風景がなぜか懐かしい..団塊の世代・薬師丸ひろ子・ 吉村昭・高峰秀子..当時の事件が蘇ってくる 楽しい読書のひとときだった。

2017/03/14

KAZOO

沢木さんのエッセイですが、結構物語的な作品もあったりしてじっくり読むと味わい深さがあります。ちょっといい話的なものもあったり、あるいはご自分の見聞したものから派生してくるもの、本に関してのその作者への印象など様々な話題豊富な作品集となっています。わつぃにとってはいい本で今後も読みかえそうと思っています。

2022/08/05

踊る猫

これぞ「随筆」だろう。「筆」に「随」うままに、沢木耕太郎は自在に思考を遊ばせる。それは旅先で体験した出来事や書物・映画などで見聞した知識、そして独自の思考へと至る。その運ばせ方にはある種の貫禄を感じる。結果として教訓めいたものを生み出す方向には至らないが、しかし文章の中だけで気持ちよく酔わせてくれるのだ。真顔で(タイトル通り「ポーカー・フェイス」で)冗談を言っているあたりもダンディズムを感じ、そして人当たりがいいようで意外と毒舌であるあたりも興味深い。彼の鋭い視線と情熱は、世間のごまかしを見逃すことはない

2022/02/08

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

比較的最近の沢木耕太郎のエッセイ集。相変わらずのかっこよさで、沢木耕太郎のダンディズム満載で素敵「村上さん」と同じ飛行機のブラディ・マリー、男から学ぶか女から学ぶのか……が印象的。同時期に『バーボン・ストリート』も併読していたので、ちょっとごっちゃになってしまった……。

2015/07/30

瀧ながれ

一編一編が長めなので、最近さらっとしたエッセイばかり読んでいた目には新鮮でした。これだけで短いものなら一編書けそうなネタを、惜しげもなく三つも四つも使って風呂敷を広げ、最後には丁寧に上品にまとめあげる筆運びが鮮やか。語り口は軽やかだけどどっしりとして隠し味も効いた大人の味、一気に読むのはもったいない一冊です。「氷が解けたらなにになりますか?」についての考察が興味深かった。『ローマの休日』考も、なかなか昼ドラ的サスペンス。高峰秀子との交流も心に残りました。

2020/11/08

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