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流星ひとつ

流星ひとつ

流星ひとつ

作家
沢木耕太郎
出版社
新潮社
発売日
2013-10-11
ISBN
9784103275169
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流星ひとつ / 感想・レビュー

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遥かなる想い

2013年自ら命を絶った 藤圭子を沢木耕太郎が描く。今では、時代の歌姫というよりも、 宇多田ヒカルの母として 知られる藤圭子…この本は 30年前以上の藤圭子との インタビューをまとめた ものである。 ひたすら藤圭子との会話で その人生を伝えようという この試みはノンフィクションにおける 沢木耕太郎の試みなのかも しれない。突然甦る藤圭子…ノンフィクションの 醍醐味である。

2014/10/12

文庫フリーク@灯れ松明の火

15歳の宇多田ヒカルさん『Automatic』デビューに衝撃を受けた方は多いはず。そして私と同年代の方なら藤圭子さんの娘ということに驚いたはず。精神を病み自死してしまった藤圭子さん。28歳で歌手引退間際の1979年-36年前の沢木耕太郎さんによる地の文皆無・インタビューの会話だけのノンフィクション。沢木さんが初めて藤圭子さんと出逢ったのが『深夜特急』の旅の終わり。パリから日本行の飛行機を待つオルリー空港というのも奇縁。確かに『深夜特急』でモグリのチケット屋から他人名義(しかも女性名)の超格安チケット→続

2015/09/20

いつでも母さん

読友さんのレビューに誘われての1冊。ほぼ同世代。デビューの時から綺麗な顔に人を惹きつける歌声!そして、その雰囲気は他に類も無く新鮮だった。衝撃的な死・・だが、そんなオーラをまとっていたのかもと、この本を読んで感じた。今も甦る『女のブルース』好きだったな!沢木さんとフランスの空港で出会っていた事に何か運命というか、出会うべくしてというのを感じられた。それにつけても、前川清さん!私も好きな方ですが良い漢だ~!『藤圭子』いつまでも記憶に残る女性です。あちらでは好きな歌だけ歌っていて欲しい。ー合掌ー

2015/10/05

紫陽花

最近、世間はコロナ一色ですが、私は仕事が忙しく、なかなか本を読む時間がありません。また、図書館は休み、本屋も営業自粛のところが多く、本を調達するのも難しいです。 さて、これは藤圭子さんに対するインタビューの本。藤圭子さんといえば、宇多田ヒカルさんの母。私の世代からすると藤さんは前の世代、宇多田さんは後の世代というところです。藤さんの仕事、私生活に関する考え方が赤裸々に描かれています。読みやすく、インタビュー形式の本もたまにはいいかなと思いました。

2020/05/03

うわじまお

藤圭子さんとのインタビュー録。藤さんのこと、名前とヒット曲、宇多田ヒカルの母親だというくらいしか知らなかったのですが、彼女の人となりがよく理解できました。沢木さんが挑んだこの構成形式、すごいですね。「」と「」の会話だけで成立させるという。とても面白かった!!

2020/06/23

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