電子書籍奮戦記
電子書籍奮戦記 / 感想・レビュー
えーてる
途方もない労力、誰にも相手にされない電子出版、当然にも売れないメディア、たとえそうであっても、そこに希望と自由があった。「どうしても手放したくない自由だったのです」と萩野さんは言う。この告白こそが、本書の、そして日本の電子出版の真実だ。萩野正昭という一人の男の、取り換えのきかない半生そのものなのだ。
2010/11/30
鴨ねぎ
kindleを購入すれば、携帯契約しなくても数秒で書籍データが手元に届く当時としてはすごい技術、日本は漫画で電子書籍が流行で海外との差を知る、ハード別で見やすいビューワの技術、黄な粉とぼた餅に例えられたハードとソフトの関係、電子書籍制作までの奮戦記でハードの事は少ない、昔の本なので今はもっと競争激化でしょうね、私は書籍派で電子はやってません。漫画はいいかも、読まないけど、図書館でもできる、目が疲れる、ハードのkindle購入分を書籍に使いたい。
2021/02/06
編集長
出版とはpublishing。私的な意見を外に向けて表明すること。本はそのためのコストが比較的小さいメディアだが、それでも売れない本を出すのは難しい。しかし電子出版なら出せる。小さな声を届け、少数のニーズに応えることができる。「電子出版は、出版本来のあるべき姿を、私たち自身の手に取り戻す手段」(p220)と言うボイジャーの社長(出版当時)による電子書籍開拓史。先駆者はお金の苦労も並大抵のものではなかったことがわかる。4年前の本だがメッセージは色あせていない。読後、電子書籍が好ましく感じられるようになった。
2014/12/27
ムカイジュン
萩野社長の苦労が偲ばれます。ちゃんとした方だ。信念がある。
2011/08/14
poefan
著者・話題ともに今最も読みたい本だった。整理整頓が行き届きすぎ、は贅沢か。倍の分量のを読みたい。
2010/12/17
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