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用心棒日月抄

用心棒日月抄

用心棒日月抄

作家
藤沢周平
出版社
新潮社
発売日
2002-11-01
ISBN
9784103296126
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用心棒日月抄 / 感想・レビュー

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kazu@十五夜読書会

初藤沢、藩の秘密(家老の藩主毒殺)を知った又八郎が許婚由亀の父親に打ち明けるが、斬りかかられ返り討ちにして脱藩し江戸に向かう。江戸で生計の為大家に聞いた口入屋に通い、紹介された用心棒・人足仕事などをこなしながら家老一派からの追っ手を退ける。口入屋で知り合った髭の浪人源太夫とも仲良くなり、当時の大事件赤穂浪士の吉良邸討ち入り前の浪士の仲間との絡みを背景に江戸での生活を描く。佐伯さんの居眠り磐音を彷彿させる。人物源太夫⇒酒好き子沢山が竹村武左衛門、又八郎⇒磐音。用心棒稼業も面白い展開で先が楽しみ。

2013/03/23

しおり

脱藩して江戸での用心棒稼業で日々を送る浪人の青江。腕に覚えのある彼ならではの用心棒稼業と赤穂浪士討入までの内密で用意周到な様子が絡まって面白い!。あの大石内蔵助まで守ったのです、すごい!。めっちゃ長かったけれど、章を読み進めると共に彼の魅力がどんどん増して、ハマってしまいました!

2022/02/04

ぶんぶん

【図書館】遂に、藤沢の「用心法日月抄」に手を出してしまった。 もう、皆さんが褒めている様に藤沢作品の大傑作、遅ればせながら読んだ。 日々の用心棒稼業と「忠臣蔵」のストーリーを交えて面白い。 虚虚実実の物語が進む、そんな中、青江又八郎の飄々とした暮らし振りが何とも愉快。 二十六歳、彫りが深い精悍な身体つき、一刀流の使い手といいう事もあり女性にもモテる。 立花登とは若干違う好青年。 敵持ちで国元からは刺客に狙われる、又八郎の波乱万丈の旅は始まったばかり。 次巻「孤剣」を読もう。

2022/02/10

ツキノ

図書館の気になっていた本-10 図書館の先輩のおすすめ本。「外から見た忠臣蔵」が裏テーマといえそう。脱藩した青江又八郎が用心棒として働く。1976年~78年の連載作品。出てくる女がどれもこれも美人。口入屋の相模屋吉蔵、用心棒仲間で子だくさんの細谷源太夫なども魅力的。「居眠り磐音江戸双紙」を彷彿させる(逆なんだけど)。

2016/03/30

ひろん

主君の毒殺の密談を聞いたがために脱藩した又八郎。生計を日雇いで凌ぐ用心棒になりながらも、藩からの刺客が現れたり、赤穂浪士の話が要所で耳に入ったり知り合ったりと、波乱に富んだ展開。面白かった。この後どう続くのか楽しみ。

2014/04/05

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