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刺客: 用心棒日月抄

刺客: 用心棒日月抄

刺客: 用心棒日月抄

作家
藤沢周平
出版社
新潮社
発売日
2003-01-01
ISBN
9784103296140
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刺客: 用心棒日月抄 / 感想・レビュー

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kazu@十五夜読書会

藩の政争が一段落し馬廻り役を勤める又八郎は、城下で不審な斬り合いを目撃するが、斬られた者は無言で事切れる。それがみたび密命を受ける出来事となる。上意討ちで始末をした家老大富丹後が傀儡で、黒幕の藩主叔父の寿庵保方が江戸の嗅足組を壊滅させる刺客を送り込んだ。江戸で又八郎は用心棒稼業傍ら佐知と連絡を取りながら刺客を仕留めていく。怪しげな用心棒稼業を痛快に片付ける又八郎だが、利用されやすくお人よしなのが物語りに豊かな情感を添える。佐知の父親の正体にびっくりした。離れた場所で危険な任務に付かせるのは疑問。

2013/03/25

ぶんぶん

【図書館】用心棒シリーズ、第3弾!国元の秘密組織の江戸組に刺客が放たれた、三度、脱藩して援護に向かう又八郎。 秘密組織の長・佐知に危難が及ぶ、五人の手練れ相手にどう戦う又八郎。口入屋や細谷との再会、そして、また用心棒稼業。今回は凄い相手ばかり、梶派一刀流、青江又八郎、激戦の結末は・・・用心棒稼業も長くなると、そうそうシーン展開が増えるわけでは無い。いきおい、女性がらみという事になる。佐知との付き合いも長くなり、それ相当の落としどころも。由亀との暮らしに影を差さないか・・・ともあれ、最終巻「凶刃」に移ろう。

2022/02/12

shige

藤沢周平作品を初めて読みました。 とても読みやすく展開が面白かったです。 次は藤沢周平代表作の「蝉しぐれ」を読みたいと思います。

2011/09/21

鉄人28号

☆☆☆ 江戸の嗅足組を抹殺するために国許から送られた刺客を倒すために青江又八郎が三たび脱藩して江戸に赴いた。用心棒稼業をしながら使命遂行に尽力する。細谷源太夫との再会、佐知との情愛の進展がある。ユーモラスな会話や描写が随所にあり、また情景描写が美しい。味のある文体である。巻を追う毎に面白みが増した。

2016/10/25

わたしは元気

人がたくさん切られてなくなるのに、何故か爽やかな読後感。

2015/09/19

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