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薔薇窓

薔薇窓

薔薇窓

作家
帚木蓬生
出版社
新潮社
発売日
2001-06-01
ISBN
9784103314103
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薔薇窓 / 感想・レビュー

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キムチ

分厚い、読了迄思いの外の時間がかかったが、満足。一世紀余前のパリ、万博で街中が賑やかな様子が背景。恋愛サスペンス❓社会世俗?色々な角度で観られるし、登場人物も2人の日本人と現地の種々の職業の人が交流する場面が描かれ細やかな描写。先生と音奴の行く末はこんなものかな。黄色い日本人が かの地の人々にどのように映っていたかを感じるのも一興。画家のフジタ、作家の林芙美子や岡本かの子etc直近観た「リリーのすべて」で見た欧州美術界。当時の仏は世界のアートの中心。映画で精神科医が登場していたが100年前の医療の後進性

2016/07/23

Eiji

登場人物の名前がセカンドネーム、ミドルネームなど同じ人物でも呼び名が違って中々把握するのが大変だったけど面白かった。先生と音奴がうまくいってよかったし林が最後まで素敵な人で良かった。てっきり林が悪いやつかなと思ったりもしてたのでホッとしました。ポリニャック夫人が怖すぎる。

2017/09/26

ホレイシア

フランスにいる日本人のいいお医者さん、悪くはないが、いい加減あきてきた。

2008/01/03

ぴぴ

フランスの風景を思い浮かべながら読めました。スローテンポなので読み上げるのに時間はかかったけど面白かったです。音奴と先生が幸せになってくれるのを願いながら読みました。ネタバレになりますが、音奴は日本に本当に帰りたくなかったのかな~?家族に仕送りでもしてあげたらいいのに、、と思いました。

2013/07/09

ybhkr

小説というより日本人が撮影したフランスの映画という雰囲気。18世紀のパリが舞台。主人公はフランス人の警視庁勤めの精神科医。主人公を取り巻く、下宿の人々、病人、ストーカー、警察官、同僚などが織り成す日常とふたつの大きな未解決事件が交差する。主人公が日本びいきのせいか、骨董商の林とヒロイン音奴という日本人がメインで登場する。本格ミステリーというより叙情的な18世紀のパリの日常の中に猟奇的事件がオマケのようについてくるイメージ。主人公がモテすぎなところ以外は個人的に好きです。ただ読むのにかなり時間がかかります。

2011/04/14

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