小説世界のロビンソン
小説世界のロビンソン / 感想・レビュー
阿部義彦
小林信彦さんのこれはもう、一冊まるごと小説論と言って良いでしょう。前からずっと読みたいやと思ってましてが文庫は絶版みたいで諦めてたら、ブックオフの100円でかなり年季の入った単行本を見つけたので喜んで購入。えラリークイーンズミステリーマガジンは私も昔買いましたし、松本清張から横溝正史あたりの話は中学位でしたので大変興味深かったです。小説とは何をどう書いてもよい自由な形式である。カートヴォネガットは私も好きでした。SFにふれられていて、読みたい本(火星人ゴーホーム)が増えました。
2015/10/06
つまみ食い
ディケンズ、バルザックなど英仏の古典文学から同時代小説のヴォネガットやブローディガンなどを、いわばダシにして闊達に著者の半生や創作論、小説論が広げられる。
2022/08/17
やいとや
毎年読むのだが、今回は勢いでバルザック全集を購入してしまった。
2021/02/11
marumasaiioka
すばらしい
2009/06/10
トーマス
小林信彦は語り口とか伝わってくる人柄が好きじゃないんだけど、英文学的なバックボーンがわりかしあって海外小説にも詳しいし、けなす一方じゃなくて、谷崎とかこれは好きと伝えてくるのがいい。紹介されている小説は結構参考にして読んでる。あと、ガラスの仮面とか少女漫画を読んで、おもしろいと言ってる姿勢もいい。本人は好きじゃないけど、読みたい文章を書く人です。
2017/02/07
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