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城をひとつ

城をひとつ

城をひとつ

作家
伊東潤
出版社
新潮社
発売日
2017-03-30
ISBN
9784103318538
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城をひとつ / 感想・レビュー

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ナイスネイチャ

図書館本。北条家家臣大藤一族を描いた連作短編集。北条氏栄枯盛衰と共に生き、支えていった武将。敵の内部に潜り込み、策謀工作など知力で城を奪っていく。初っぱなの「城をひとつ、お取りすればよろしいか」の台詞で引き込まれました。弱者の戦い方を描かせたら著者は一番面白いと改めて思います。

2017/05/04

yoshida

戦国時代に、北条家を謀略で支えた大藤一族の活躍が描かれる短編集。北条家の栄枯盛衰、そして関東の覇権を巡る争いを知ることが出来る。大藤一族は「早雲の軍配者」で金谷斎の名を目にしたくらいで、ほぼ初めて知った。古河公方や小弓公方、山内上杉、扇谷上杉等のいわば旧勢力を駆逐し発展する北条家。その北条家が更に新興勢力である豊臣家に滅ぼされることに世の無情を感じた。もう少し物語に起伏があったほうが、個人的には楽しめる。大藤一族の活躍が華やかすぎるように感じてしまった。これからは北条家全体の栄枯盛衰の物語を読んでみたい。

2017/11/16

starbro

伊東潤は、新作中心に読んでる作家です。北条氏に仕える大藤氏一族に纏わる連作短編集。オススメは表題作の『城をひとつ 』と『黄金の城』です。

2017/04/19

いつでも母さん

巧いなぁ!タイトル作の出だしからガツンと響く。北条氏に仕える大藤信基と子々孫々が実に活き活きと描かれている。戦国物の刀や槍の切った張ったも嫌いじゃないが、こういう情報を労しての命のやり取りもいい。伊東作家の為せる技か?連作6 作。タイトル作と最後の『黄金の城』が特に好みだった。

2017/04/28

ゆみねこ

北条家に仕えた「大藤家」五代の物語。戦国時代、関東を舞台にした城取りの権謀術数。何といっても出だしが素晴らしい。「城をひとつ、お取りすればよろしいか」。「入込」という技を駆使し敵中に潜入する大藤一族。面白かったです。

2017/04/30

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