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片桐酒店の副業

片桐酒店の副業

片桐酒店の副業

作家
徳永圭
出版社
新潮社
発売日
2012-06-22
ISBN
9784103323815
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ジャンル

片桐酒店の副業 / 感想・レビュー

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mariya926

多くの書店員の応援を受けている本だそうです。片桐酒店をしつつ副業として「困ったときのまごころ便」をしている主人公。黒いスーツ姿で配達をするのは過去に癒されない傷を抱えているから。読み始めてよくあるストーリーだとは思いましたが、ただ文章にあざとさがなく、心にすっと入ってきます。名古屋市天白区が出てきた時はとても驚きましたが、例の公園は緑区にある公園かな?と記憶を手繰りつつ楽しめました。図書館にあったので借りてきましたが、この作家さんは図書館にあれば借りてきたい作家さんになりました。

2018/06/21

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

片桐酒店はどこの街にもありそうなありふれた酒屋。しかし片桐酒店では他店とはちょっと違う配達を請け負っていて・・。「プロローグ、短期バイトの憂鬱、電車のような宇宙船のような何か、悪意、海と傷跡、朝の訪問者、エピローグ」。う~ん。悪くはなかったのですが期待していた以上に盛り上がらなかったのが残念でした。「法に触れない限り、何でもお届けします」という触れ込みなら、もっとありえないような物の配達があればもっと面白かったと思います。設定自体は良かったので、次回作に期待したいです。★★★

2012/10/22

ねむねむあくび♪

図書館の棚にて遭遇(笑)お初の作家さん。前半は面白そうな導入で読みやすかったのだが、三章目の「悪意」から、なんだかアレレ…?(^_^;)まごころも救いも無くてなんだかなー。そこから主人公に愛着も湧かず。4章、5章のまごころ便が、取って付けたように白々しく感じた。残念。

2015/09/24

yanae

ほんわかほのぼの本として教えてもらった一冊。片桐酒店の副業、「法に触れない限り何でもお届けします」という配送業。アイドルへの差し入れから人への悪意まで。登場人物もみんなユニーク。アルバイト君が店主にびびりまくる姿も楽しく読めました(笑)基本は読んで幸せになれる本。届け物を頼んだ人たちも前を向けるし、主人公自身も過去の心の傷と向き合う勇気を手に入れられたんでしょう。前向きな終わりかた。続編読んでみたいな。

2016/09/15

nyanco

ボイルドエッグズ新人賞受賞作は未読ですが、タイトルが気になって読んでみました。酒屋の副業の配達業、黒スーツを着ての登場シーンが印象的でした。本人を登場させる前にバイトくんから物語を始めたのも良いアプローチだったと思います。黒スーツの主人が何故、どんな意図でこの副業をしているのか…が徐々に見てくる過程も面白かった。バイトくんが巻き込まれるアイドルへのお届け物から始まり、上司への「悪意」を届ける話もとても良かった。続→

2012/07/28

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