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今日もいち日、ぶじ日記

今日もいち日、ぶじ日記

今日もいち日、ぶじ日記

作家
高山なおみ
出版社
新潮社
発売日
2012-11-01
ISBN
9784103331315
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今日もいち日、ぶじ日記 / 感想・レビュー

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花花

高山さんのエッセイ大好きです。ラーメンだったり市販品なども普通に食べていたりするところがなんだかすごくうれしい。暮らしぶりといい食事といい気取りのない人柄がうかがえます。高山さんの書く文章はスーッと心に入っていく。。。そう感じながらいつも読んでいます。スイセイさんの言葉にも深みがあってハッとさせられることがたびたび。素敵なご夫婦。大好きで大事な一冊です。

2013/07/01

きりぱい

タイトルは『富士日記』をもじったもの。いわば『日々ごはん』の続き。最初のページでこのジオラマはなんだ?と思ったら、山の家を購入されたそうで。土蔵に納屋、昼でも暗い家の中には仏壇も神棚も残っていて、まーこわっと思ったけれど、足を運ぶうちに気持ちが変わってくる。シュラフでキャンプ生活のように家を片付けてゆくのは大変だけれど楽しそうで、ご近所さんに頂いたマカロニサラダはほんのり甘いとか、手伝いに来た友人の雑巾の洗い方だとか、ちょっとしたことを書いている部分が好き。次巻でどんな家になったか見られたらいいな。

2013/01/26

のぼる

震災を意識したかと思ったタイトル、違ったんだ。助かった人とそうでない人、そこには何の差もない。直接的な感情の描写が少なく、見えたことだけ書く高山さんの文章から伝わってくること、覚えておこう。震災前の日記は、日々ごはんの体裁の方が好みだな。二段で読みにくい。山の家は、良くも悪くも含めて自然を引き受けようとしている二人。私は絶対無理だな…。スイセイさん、「うますぎん味」が好きなんて、なんて贅沢者!「いいことをひとりじめしたくない」そりゃあ良いことですね。初老に向かい、生活を変化させる二人の姿勢は興味深い。

2013/07/10

アルパカ

山の家の前の持ち主、おばあちゃんの荷物を整理するところに引き込まれた。私も去年実家を取り壊すため、物を整理したから。物が朽ちていくこと、人も年取って枯れて衰えていくこと、また新しい技術がものを生み出すこと、新しい命が生まれること、そのすべてがもの哀しいとあり、激しく共感した。山の家の近所の人たちの話し方もいい。またぜひ続きが読みたいです。早寝早起きをしなきゃとか、三食手作りの料理をしなきゃ、などと思わなくてすむ(笑)ほっとする世界です。

2013/01/18

yukin*

気取らない 飾らない そんな高山さんが好き。料理家なのに、スーパーのお惣菜を食卓に並べたり、サッポロ一番を食べたり。そんなところがフツーっぽくていい。日々ごはんが帰ってきたようでうれしい!山の家での暮らしも、また楽しみ。

2013/02/14

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