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ハンサラン 愛する人びと

ハンサラン 愛する人びと

ハンサラン 愛する人びと

作家
深沢潮
出版社
新潮社
発売日
2013-02-22
ISBN
9784103335412
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ハンサラン 愛する人びと / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

これまた思ってた以上にシリアスな作品でした。R18文学賞作家さんの作品なので、ぶっちゃけちょっとセクシー寄りかなと思ってたら、全然違ってて驚きでした。内容的には在日韓国人や在日朝鮮人の話です。大変申し訳なかったのですが、やはりこういうテーマは当事者にしか十分に伝わらないんだろうなと思ってしまいました。しかし、読み進めていけばいくほどまったく知らない、気づかないコトがたくさん書かれていて唖然としてしまいました。偏見や差別を持ってる意識は当然ありませんが、彼らにしかわからない日常がここにリアルに綴られてます。

2024/04/20

どんぐり

第11回R-18文学賞大賞を受賞した「金江のおばさん」のほか、「四柱八字」「トル・チャンチ」「日本人」「代表選手」「ブルー・ライト・ヨコハマ」の6篇。在日韓国・朝鮮人の社会を描いた連作。縁談を取り仕切る「お見合いおばさん」のもとには、良縁を求めて紹介者が訪れる。在日を生きる人びとは血のつながりや、国籍や帰化の問題があったりして、なかなか窮屈。在日文化や社会を知るよい機会となった。作品世界の魅力と文章力もあって、今後の作品に期待がもてる。

2013/10/30

たま

「海を抱いて〜」を読んだあとだったので、金江の夫の活動について少しだけ理解できた。さまざまな角度からの葛藤が描かれていて泣けました。韓国の男尊女卑は日本以上で驚きました。近いようで文化の違いがある国なのだなあと思った。お勧めです。

2024/01/20

kiho

日常生活にこれほど民族や国の違いがあるのだということを実感⭐日本にいることの「生きにくさ」を感じる人たち…それを作ってしまったのは悲しい歴史そのものでしかないけど、もっと誰もが自分らしく生きられる空気がつくれないのかなぁ…色んな意味で知らない世界を見ることができました。

2015/06/22

あきちゃん

読み終えるかな?と思ってましたが、興味深くぐんぐん読めました。在日という葛藤、在日の中でもさらに出身地など色々な違いによる軋轢など、結婚は家族のものという意識の強さを感じました。日本人が一番良かったです。それぞれ幸せになってほしい、それはどこの出身地でも。

2017/11/26

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