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光の雨

光の雨

光の雨

作家
立松和平
出版社
新潮社
発売日
1998-07-01
ISBN
9784103336075
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光の雨 / 感想・レビュー

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おかむら

桐野夏生の連合赤軍モノを読んだので興味を持ってこちらも。うわぁ超ヘビー! 連合赤軍は小学生の時あさま山荘をテレビでずっとやってたのをうっすら覚えてる位で実はよく知らなかったけど、その前段階の山岳ベース事件の詳細をフィクションではあるけれどやっと知る。うわぁ……。この小説は1998年出版と事件から25年後に出たのだけど、まだ生々しかったのか設定は2030年の未来。死刑判決を受けた赤軍派が80歳の老人となってて当時を隣室の若者に語る体裁。2017年の今読むと設定が微妙な点もあるけど、とにかく闇が超深い!怖!

2017/07/18

ほっそ

あとで、ウィキペディアで検索したところ、小説のなかの出来事は、かなり事実に近いことがわかりました。「総括」という名の、「リンチ」 組織を守るためなら、犯罪行為にも手をそめるメンバー。別の事件も思い出させる内容でした。

2010/03/02

ころころり

フィクションと分かっていても、ノンフィクションをはらむ物語がとても怖かった。彼らの本当の言葉や気持ち、ましてやどんな思いで死んでいったのかなど知り得ることはできない。だが総括の名のもと、仲間が殺されたのは40年前に起こった事実である。だから怖いのだ。主人公が語る連合赤軍事件の闇が、私にも襲いかかってくる。途中で本を閉じたくなったが一生懸命に主人公が語る負の歴史を私も聞く必要があると必死で頁をめくった。とても息苦しい本だった。

2012/09/13

kikizo

連合赤軍を題材にした小説。「総括」と言うリンチを繰り返した挙句の破滅までのストーリーを釈放された元容疑者に語らせる。重いストーリーながらも読ませてくれた。

2016/07/09

nightend

暗い、重い、引きずり込まれる。ブラックホールみたいな作品だった。でも、これ程強烈な印象を受けた本もなかなか無かった。

2011/02/02

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