谷崎潤一郎を知っていますか
谷崎潤一郎を知っていますか / 感想・レビュー
うののささら
谷崎潤一郎で一番に思いうかぶのは、徳川綱吉の館林城を壊して作った館林市役所かな。女性に対する愛情と卓越した美意識を豊かな想像力と巧みな筆致で描きだす。奇怪な性生活やスキャンダルなど女性の心情や思惑をリアルに描く巧妙な筆さばきはまさに文豪。阿刀田高の知ってますかシリーズは好きだな。面白かったです。
2021/01/15
萩
知ってるし好きです。でも考えたら3冊しか読んだことなかった。阿刀田高さんの谷崎文学作品解説集。阿刀田さんの考察というよりも、ほぼあらすじをかみ砕いて紹介してくれているテイなのでネタバレ必須。なので『春琴抄』『痴人の愛』『猫と庄造と二人のおんな』の章のみ既読。読むとまた読み返したくなる。特に好きなのは『猫と庄造~』。軽快でナイスな1冊。猫描写も人間描写も見事で面白い。『痴人の愛』も男と女のどうしようもなさ、グダグダ感が最高。『春琴抄』は気高い感じだが読み辛かった。今後読みたいのは『蓼食う虫』と『細雪』。
2020/12/18
Syo
めちゃくちゃ谷崎潤一郎を 分かった気になった。 凄い。
2021/01/15
ガットウ
★★★4.0点。阿刀田高さんの古典ダイジェストモノは30年来のファンです。谷崎潤一郎は『痴人の愛』一冊で挫折した口なので、今回も楽しく勉強になりました。
2021/03/20
わむう
谷崎潤一郎の代表作19作のダイジェスト版。フェチズム、中高年の性愛、レズビアン、猫への偏愛など、現代の人が読んでも刺激的かつ官能的な物語ばかりだと思います。
2021/03/03
感想・レビューをもっと見る