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ひとつむぎの手

ひとつむぎの手

ひとつむぎの手

作家
知念実希人
出版社
新潮社
発売日
2018-09-21
ISBN
9784103343820
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ひとつむぎの手 / 感想・レビュー

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starbro

2019年本屋大賞にノミネートされたので、読みました。ノミネート作8/10、知念 実希人昨年の本屋大賞ノミネート作『 崩れる脳を抱きしめて』に続いて2作目です。本書は、シリアス医療ミステリ感涙作でした。佳い作品だと思いますが、大賞を獲る程の勢いはないので、4~7位レベルではないでしょうか?続いて『そして、バトンは渡された』へ。

2019/03/06

zero1

医師は泣く権利がない。泣けるのは家族だけ。心臓外科医としての道を進みたい祐介は大学病院で9年目の医局員。教授は彼に3人の研修医を指導させる。2人を医局に入れれば希望通りの出向を認めるという話で。激務を見せるのか悩む祐介。患者を内科的に治療するか、外科が手術するかで決断。告発状も絡む中、腹部外傷のオペはスピード感あり!。少女のガンでは指導医としての厳しさを見せる。結局、どこに出向するのか?まさに医師しか書けない内容。教授の病気などご都合主義の部分はあるが、人間ドラマとして読んで損はない。19年本屋大賞8位。

2020/03/23

ウッディ

心臓外科医である平良の元に3人の研修医が来る。過酷な心臓外科に2人以上入局させれば希望する病院への出向させてもらう約束をする。患者や家族の心に寄り添い、最善の治療を考え、手を抜かない平良は優しくそして強い。そんなひたむきな姿は、やがて研修医3人の心をつかむ。専門知識や技術の前に人間力が必要とされる仕事、それが医者であって欲しいと思いました。不治の病で再入院した絵理香ちゃんと家族の話、特に研修医の宇佐美への対応には、涙ボロボロになり、自分も平良の強さと優しさに心をつかまれた一人です。とっても面白かったです。

2019/01/12

bunmei

令和元年、最初の一冊。2019年の本屋大賞発表前には間に合いませんでしたが、候補作品をコンプリート。知念さんらしい医療現場の裏と表を舞台にした物語で、候補作品に選ばれたのは納得。人の命を預かる医師としての使命と名誉の狭間で、必死にもがきながら、自分の道を見極めていく主人公・祐介の思いや突きつけられた現実は、痛かった。大学病院ってホントにこんな足の引っ張り合いがあるなら、患者となる私達の不安が拭えないな…。でも、これが映像化されたら、シリアスな医療ドラマとして、なかなか面白いと思いました。

2019/05/01

ムーミン

自分は何のために仕事をするのか。誰のどんな顔を見たくて毎日何に力を注ぐのか。つい自分を見失ったり、でもいろいろな出会いの中で、自分の原点に立ち返ったり、物の見方考え方を広げたり深めたり。最後は勇気をもらいました。

2019/01/24

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