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本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人

本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人

本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人

作家
大塚ひかり
出版社
新潮社
発売日
2014-01-17
ISBN
9784103350910
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本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人 / 感想・レビュー

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トリオネア

現代に生まれて良かったとも思うけど、もっと後の方がいい時代だったら?とも思ってしまう。生類憐みの令は捨て子や捨て病人の為だった!?猫の外飼いは江戸時代からなのか。現代にも行われている猫の放し飼いは在来の生態系・野生生物に害となり、猫にも怪我や狂犬病・猫エイズの感染の危険があるから完全室内飼育を徹底してほしいものだ。近所の愛猫家飼い主さんはリードで繋いで散歩させているので感心する。日本で最後の狂犬病は1957年、猫で確認されている。

2019/06/16

KAZOO

よくもこれだけひどい物語を探し集めたものだと思います。今もひどいことがまかり通っていますが、このような物語に残っているということは今も昔も変わらないということなのでしょう。人間世界ということではいずこも同じなのでしょう。できれば古典の紹介が短いので、もう少し長くしてもらってもいいのではないかと思いました。

2014/11/23

しゅわ

【図書館】オジサマ達はよく「昔はよかった」なんて愚痴るけど、とんでもない!捨て子、育児放棄、虐待や貧困ビジネス、家族の絆のもろさ、マタハラ、毒親、介護地獄、ブラック企業、ストーカー、キレやすい若者、心の病、動物虐待、拝金主義…現代特有にみえる病理ですが…全て平安~江戸期の古典文学に登場します。しかもその残酷さは現代人の予想をはるかに超えていました。この本はそんな古典を読み解きながら、そのときの社会の認識や背景を考察。なによりも同じ悲劇を繰り返さないための対処法を考えよう!という前向きな姿勢が良いですね♪

2014/07/23

ユカ

読友さんのご紹介で、図書館で。ほんと、勉強になりました。おもしろい本でした。ヒトという生物は、本能的な部分は何千年と変わっていないんだなと思いました。現代の日本では、それをしては理性的でないという考え方が広がっているから、本能的なことをする人が目立って問題にされやすいんだなと。昔の人のほうが人間できてたわけじゃないんだ〜。生活環境を考えてみても、いま生まれてきてよかったです。感染症の治療を祈祷に頼らない時代に…(笑)

2014/11/24

美登利

先だっても、昔は良かった?という本を読みましたが、実状は昔の方が今よりもひどかったのは、古典に出てくる大昔からなのだと言うことが、わかる本です。割と私は古典が好きなんだと思います。いや古典そのものを読むことよりも、それについて解説してくれるこのような本が好みなのかもしれません。だって古語って読みにくいではありませんか。(笑) 昔話に見られる表現は、なんら現代の惨い事件とは変わらないことがこの本を読むとわかります。日本はそんなに変わってない、寧ろ現代の方がまだマシなのだとひかりさんは言っています。

2014/04/30

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