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イン・ザ・ダーク

イン・ザ・ダーク

イン・ザ・ダーク

作家
前川裕
出版社
新潮社
発売日
2015-07-31
ISBN
9784103351924
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イン・ザ・ダーク / 感想・レビュー

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巨峰

金沢の旅館で締殺された女性、そして東京のシティホテルで起こる高級デリヘル嬢連続殺人事件。彼女たちは昼間に正業に就きながら身を売っていた。事件の解決にあたる生活公安課の刑事から見た捜査の視点で、物語は描かれる。いろんな作品で既に消費された東電OL殺人事件を彷彿させるけど、あちらは結局事件は解決せず、女性が身を売った動機も語られないままなので不気味さだけ残るが、この小説についてはそれなりの解決が図られる。伏線やミスリードが交錯して非常に読み応えがありました。好きな作品です

2017/09/30

きさらぎ

気持ち悪かった。そして理解不能…。犯人や被害者は言うに及ばず、法然も心に闇を抱えてそう。 前川さんの描く不気味な世界はキライじゃないけれど、この作品は私には合わなかった。いつもより文章が理屈っぽく感じて読みづらかった。

2015/09/29

そうたそ

★★☆☆☆ 都内で起きた高級デリヘル嬢の連続殺人事件。そして金沢の高級旅館で発生した絞殺事件。いずれの事件においても犯人は死後硬直した遺体のそばに長時間居座っていたという。囮捜査を仕掛け、事件の謎に迫るにつれ暴かれる闇を描く警察小説。非常に実直な警察小説という感じがする。良くも悪くも優等生的で、どうも面白みに欠けるなあ。真面目に事件を描いて、真面目に解決し、スマートに話を収束させようとする。それもいいんだけど、これだけの猟奇的な事件を描くわけだから、もっとエログロな展開にしちゃっていい気もするが。

2015/11/20

ren5000

前川さんにしたら猟奇的なテイストはあるものの至極真っ当な刑事小説でした。いまひとつお話の結末が回収できてない気がしてモヤモヤしました。個人的には法然さんの奥さんと安中さんが一番気になるw

2017/01/09

そのぼん

昼間は華やかな職業に就き、夜になるとデリヘル嬢として働く女性たちー彼女たちが連続殺人事件の被害者として発見され・・・。第一章の1で描かれていた金沢で女性が殺された事件と、第一章の2で描かれていた東京での連続殺人事件とがどう交錯していくのか、気になってどんどん読み進めることができました。金沢での事件と東京の事件との繋がりは比較的早く明かされていましたが、犯人は予想外だったので、飽きずに読めました。

2017/09/17

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