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ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソン

ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソン

ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソン

作家
冨原眞弓
芸術新潮編集部
出版社
新潮社
発売日
2014-04-16
ISBN
9784103356516
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ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソン / 感想・レビュー

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アキ

トーヴェ・ヤンソンは児童文学、風刺画、絵画、絵本、マンガ、小説と多彩な芸術家だった。父親は有名な彫刻家、母親は売れっ子の挿絵画家。弟2人は写真家、小説家と芸術一家。16歳で自分の天職は芸術家以外あり得ないと記した。日本でのムーミンシリーズは8作だが、1945年出版の第1作は絶版となり1991年復刊した。前半5作が夏、後半4作が冬のシリーズ。母の死を契機にムーミン物語を終え、絵のない大人向けの小説の世界に没入した。先日読了した「メッセージ」は著者84歳の時の短編集。2001年で亡くなる3年前に出た最後の本。

2021/05/17

美登利

私の読書の原点はムーミンの物語です。小学2年の時新設された校舎の図書館で手に取り、挿絵と共にそのファンタジーな世界に圧倒されて没頭しました。アニメは子供の頃に何度も再放送されていたのでよく観ました。挿絵とは違うタイプですが、この本を読むとトーヴェさんも初めて描いた時から随分と変化してきたのがよく分かります。ムーミン物語だけでは無く、大人向けの小説家でもあったこと、絵画作品も多く写真も豊富で楽しい1冊です。ムーミンと言えば冨原眞弓さん。お二人の交流もあり、トーヴェさんの芸術家としての情熱が伝わって来ます。

2020/01/26

ひらちゃん

15歳で学校を中退とは...。許す親にも驚きですが。ヤンソン家は芸術一家と知ればうなずけるかも。風刺雑誌の挿絵からはじまり、児童文学、マンガ、絵本、雑誌、多彩な活躍を続けながらも画家の本分もずっと持ち続けたトーヴェ。最後に出てくるムーミンのキャラクターの多さに今更ながらびっくりです。もう一度アニメを見たいな。岸田今日子さんの声が懐かしい。

2016/08/11

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

今年生誕100周年を迎えたトーヴェ・ヤンソンさんの人生と仕事をくまなく紹介したガイドブックです。絵本作家、挿絵画家、小説家、マンガ家と多剤な才能を発揮したヤンソンさんは、芸術家の両親から生を受け、兄弟も小説家に写真家というアーティスト一家に育ちました。全9作のムーミン物語は、最愛の母の死により作家の中で役割を終えたこと、【原点】だったアトリエや約30回の夏を過ごしたフィンランドの島の写真など、【ヤンソン読本】の決定版と呼んでも良いのではないでしょうか。ムーミンシリーズに掲載された地図の絵が最高に魅力的。

2014/07/04

sofia

映画「TOVEトーベ」を見て、トーベ・ヤンソン自身に興味を持ち、「コミックス」を休んでこちらを読む。「コミックス」だけではない芸術家としての流れはわかった。これはゆっくりペースで童話、小説を読んでいかねば、と思った。先は長い。最後のページの本やキャラクターを参照して。アトリエの写真、自画像、フレスコ画とおもしろい。

2021/10/15

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