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滅私

滅私

滅私

作家
羽田圭介
出版社
新潮社
発売日
2021-11-30
ISBN
9784103361121
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ジャンル

滅私 / 感想・レビュー

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starbro

羽田 圭介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。ミニマリスト純文学、最期は正に滅私でした。物を所有することで豊かになった人類が、物を捨てることで幸せになるのでしょうか?ミニマリストが主流になると地球環境には優しいですが、経済が崩壊すると思われます。私は、完全図書館派なので、本に関してはミニマリストですが、それ以外の物は自宅に溢れています(笑) https://www.shinchosha.co.jp/book/336112/

2021/12/26

美紀ちゃん

ん?自滅? 怖い話だった。 自覚のある思い上がり。 ポリシーがありそうだが、矛盾している。 彼女はそのことを「極端」と言う。 そう思う。 坂口安吾を検索してみた。 落ち着くのがわかる。 もらったものを開封しないで捨てるのはひどいと思い、ひいた。 断捨離はした方が良いと感じている。 ミニマリストは極端だと思う。

2021/12/31

sayuri

ここ数年、頻繁に見聞きする様になった『断捨離』の三文字。主人公は、サイト「身軽生活」を運営し「MUJOU」ブランド商品販売、かつライター業をしながら必要最低限の物だけで生活するミニマリストの男。物を販売する側でありながら自身は徹底して物を捨てる。相反する生活様式に首を傾げてしまう。食べ物や知人からの内祝いまで容赦なく『捨て』を繰り返し、物欲から解放され自由を謳歌しているように見える主人公が、過去に犯した数々の悪事の記憶だけは捨てきれないさまが滑稽だ。ゴミ屋敷で落ち着く姿に苦笑しホラーの様な結末にたじろぐ。

2021/12/18

kei302

この終わり方、さすが羽田圭介、滅私そのものじゃないか! 出てくるミニマリストたちが軒並み薄っぺらくて、読んでいるこちらが落ち着かなくなる。前作『Phantom』と『ポルシェ太郎』に続く、中身のなさを、お高いものや人のまね、流行り物で取り繕い、洗練された自分に酔う人たち。3冊読むと、彼らの歪みっぷりがいとおしくなる。

2022/01/20

優希

シンプルで最低限に生活をするのは良いことなのでしょうか。ミニマリストも極限になれば病気のような気がしてなりません、

2021/12/17

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