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機巧のイヴ

機巧のイヴ

機巧のイヴ

作家
乾緑郎
出版社
新潮社
発売日
2014-08-22
ISBN
9784103361916
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機巧のイヴ / 感想・レビュー

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みっちゃん

第1話を読み終えて「こりゃあ、すげえ!」と声が出た!お気に入りさんのお陰で出会えた本。江戸時代の日本を思わせる異世界で、人間と寸分たがわぬ行動をする機巧人形。ロボットに心は宿るのか、というSFの命題が時代物の設定と絶妙に融合している。この機巧人形たちが起動を始めるキーポイントがまた人間的で、思わずニヤリ。どうか天徳が人間の姿を取り戻して、伊武を喜ばせて欲しいものだね。

2015/06/27

starbro

艶めかしく怪しい機巧人形イヴの世界感は結構好みです。イヴのリアルなフィギュアは見てみたい気がします。幕末とか日本とかの現実性を盛り込ず、もう少し物語が感じられるとより良かったかな。

2014/12/14

harass

からくりが発達した、パラレルワールドの江戸時代の幕府精練方手伝釘宮久蔵と機巧人形オートマタ伊武を中心とした五篇の連作短篇集。時代物風に始まるがところどころに異質な言葉がでて、興味をひき、特異な世界観が次第にわかってくる。この作家の前作にもあった、心とは何かのテーマは変わらず。映像的な描写もあり読みやすい。勝手に思うに、この作家は短編のほうが良いのではと。続編もある様子。おすすめ。

2020/03/23

山田太郎

後になるほどなんか話がややこしくなる気がするが。けっこうドンデン返しが効いていて面白かった。最後は直すの難しいとかなんとか言ってた割に最初のやつは簡単に作ってなかったっけ?

2015/05/19

aquamarine

江戸時代風の世界で精密に作成された機巧(オートマタ)の女。ヒトとモノとの境界はなんなのか…。特殊設定の世界がしっくりと馴染み惹きこまれて読み進めました。分類としてはSFのような気がしますが、一話目はミステリとしても凄く良くできていて、ラストもとても綺麗です。その後は登場人物たちの過去やその後に触れながら連作の形になっていて、最終話のラストは一話目のラストとは違った意味で安心して読み終えられました。ちょっとしたラブストーリーでもありますね。内容も印象深く長く残りそうです。楽しみました。

2015/04/07

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