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磁極反転

磁極反転

磁極反転

作家
伊与原新
出版社
新潮社
発売日
2014-08-22
ISBN
9784103362111
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磁極反転 / 感想・レビュー

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パトラッシュ

感想2千冊目。地球の磁極反転で市民の混乱が拡大する中、謎の妊婦行方不明事件も絡み騒ぎが拡大するドラマで読ませる。ただ、今作ではカルト集団や科学者の予算獲得作戦なども描かれるのが物語の展開に有機的に結合しておらず、詰め込みすぎの感が拭えない。しかも難解ながらリアルな科学に沿って進んできたのが、突然『ガンダムSEED』のコーディネーター誕生を思わせる結末になる。それを指導するのが政府や大企業をも言いなりにするマッドサイエンティストとは、古いSFアニメの悪役のようだ。まだ習作段階だが、後の化ける姿を予感させる。

2024/07/14

ダイ@2019.11.2~一時休止

今後起こりうる地磁気逆転で生じたパニックとそれに乗じた様々な問題。面白かったけどタイトルの地磁気逆転よりも妊婦失踪の方がメインになっているような気が・・・。

2016/05/19

みかん🍊

磁極反転という現象が実際あり得ると言う事も地磁気が減衰し宇宙放射線にさらされ通信障害が発生し携帯電話が繋がらなくなったり電車が止まるという事が起こるという事も知らなかった、auの通信障害で露わになった様に現代社会ではかなりの影響を及ぼす、そんな中妊婦大量失踪という現象が起こる壮大な理系ミステリー、宇宙天気予報というのが実際あることも見た事も無かったが、もしもの時の為にスマホに頼りすぎる生活でなく、対策を日頃から考えておかないと、そして噂や誤った情報に踊らされないで見極める事も大切、オーロラは観てみたい。

2022/08/01

ポチ

いま、地球のN極とS極が入れ替わったら前回の78万年前の文明も何も無かった時とは違い、とんでもない大混乱が起きるだろうなぁ。妊婦失踪事件よりこちらをもっと深く読みたかったなぁ。でも、オーロラは観たいな。

2022/08/22

tetsu

★3 地球の地磁気が突然無くなるというSF。長い地球の歴史の中では何度も起きた現象らしい。 この本の中では小さな子供を持つ母親や妊婦が不確かな情報に振り回され、安全な場所をもとめ移動したり、新興宗教にのめり込む様子などいかにもありがちで、なかなかリアリティがある。 ただ、SF小説なので、もっと大胆に、電子機器に大きく依存している高度な文明社会がパニックになる様子を見たかったなあ。

2015/11/20

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