天の瞳 幼年編 2
天の瞳 幼年編 2 / 感想・レビュー
Miyoshi Hirotaka
子供はみんなで育てるもの。宮大工の祖父は、「仕事は学びのお礼。いい仕事は人の心に満足と豊かさを与える。人を愛するのと同じ。人はそうやって神様からもらった命を生き切る」と教える。少林寺拳法の指導者は、正しくない力は暴力、正しいことを教えるのも愛のかたちの一つという「力愛不二」の考え方を教える。基本修練では真似と学ぶは似て非なるものということを体で覚えさせる。これらは、大人にとっても生涯の課題。だからこそ仕事、学び、愛という人の使命を子供に話すべき。それは、子供のためだけはなく、大人のためでもあるからだ。
2014/02/06
ひとみん
わたしも芽衣のような母親になりたい。『こどもになにかをしてあげる愛はわかりやすいけれど、ときにはなにかをしてあげないのも親の愛だというのを理解する人は少ない』『子どもがつらいめにあうことがわかっているのに、見て、見ない振りして我慢するのはつらい。親なんだから』『他人が見て、あの親は何をしているの?と思われないかという自分の体裁まで考えると、相当のプレッシャー』潤子と芽衣のこの会話にわたしも参加したいです。
2015/09/05
ビーバー
倫太郎ちゃんのおじいちゃんの話、心に響くわ~
2013/07/25
FK
倫太郎に学ぶこと多し。彼も小学5年生にまでなり、行動半径も東は宇治平等院から、西は網干までと。少林寺拳法をみんなと一緒に始めたこともこの巻では大きなテーマとなっている。師匠である「あんちゃん」も大活躍で。/「教えられて身につけたものと、自ら学んで身につけたものは、値打ちが違うわな」/と、あんちゃんはいった。/あんちゃんはきわめて大事なことをいっている。/あんちゃんの言葉は、ものを教える側に立っていえば、教えるだけでは不十分で、自ら学ぼうとする道をつけることの方がより重要だ、というのだ。(P.272)
2015/03/28
Mayuko Yoshizaki
『命の値打ちは同じやが、人には執着というもんがあるから、自分の命は大きく、ふくらんで見える。』 『仕事は深ければ深いほど、いい仕事であるほど、人の心に満足と豊かさを与える。』
2012/08/31
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