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嘘 Love Lies

嘘 Love Lies

嘘 Love Lies

作家
村山由佳
出版社
新潮社
発売日
2017-12-26
ISBN
9784103399520
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嘘 Love Lies / 感想・レビュー

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starbro

村山由佳は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、少年・少女時代ビフォーアフター&ノンストップジェットコースターラブノワール、535P一気読みしました。昭和の『赤い』シリーズのようでした。今年のBEST20候補ですが、昨年末に出版されたので微妙な状況(その年のBEST20は、当年出版&当年読書を原則としています。)です。真帆ちゃんのような娘もしくは孫娘が欲しいなぁ!

2018/02/26

ウッディ

仲の良い男女クラスメイト4人の心に深い傷痕を遺した中2の夏。陽菜乃のレイプ事件とその犯人への復讐という秘密を共有しながら、友情と愛情のための嘘と秘密を抱えて生きるその後の4人の人生の物語。嘘と言うか陽菜乃を傷つけないために秘密を抱えて生きた秀俊の優しさと真実を伝え陽菜乃を得た亮介の残酷さが対照的だった。けど、タイトルの「嘘」が意味するのは、愛する秀俊のために嘘を突き通した美月のものだったのではと思った。装丁とタイトルから想像した内容と違っていたけど、面白かったです。

2018/09/09

bunmei

人の心の歪んだ角度から、より深い人間関係やエゴをむき出しにすることで、作品の深みを増した大人の恋愛小説。村山氏は、自らの身体にも刺青を施すことによって、良い振りをした自分とは決別し、よりリアルな物書きに挑み続けているそうですね。凄い決意です。本作も、中学2年生の夏の日、突然起きたレイプ事件と消すことのできない過ちに巻き込まれた4人の男女の物語。大人になっても、未だにあの日のトラウマを引きずりながら生きていく4人。そこに任侠の世界観も加わり、切ないまでの究極の愛の形が描かれたラブストーリーです。

2018/04/30

きさらぎ

14歳夏のできごとを思い起こしたくないが忘れることもできず、触れずに生きていくには罪が重すぎる。この世には代償なしで手に入るものなどない。事実を隠し、愛情を隠し、憎しみを隠し、自分と自分が大事にしているもののためなら、嘘の上に嘘を塗り重ね守ろうとする。そこには中学生がおもいも及ばないような大きく深い嘘が隠されていた。好きな人が苦しむ姿を20年以上傍でみてきたのにその顔にすら触れたことがない美月の秘めた愛情がいい。冒頭の「女を抱くのに部屋を暗くするのは多少なりとも愛情があるから」に同感。やっぱそうでしょ。

2018/05/21

うっちー

最後、きれいすぎ

2018/02/13

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