解散後全劇作
解散後全劇作 / 感想・レビュー
Moeko Matsuda
これが本当にね、どれも凄まじいのよ…凄まじいんだけど、私の中ではやっぱり「赤鬼」が圧倒的。今、この時代の雰囲気だからこそ余計に感じるのかもしれないけれど。訳のわからないものを知ろうとする者、嫌悪する者、排除する者…未知との遭遇には色んな反応をする人がいて、その間には橋のない川がある。知ることから理解は生まれるけれど、知ったら理解できるとも限らない、という残酷さ。それをまざまざと描きだしてる。私も貴方も人間であるように、言葉が通じなくても、ここにいるのは私達と同じ人間だろう。という強烈な、遥かな訴え。
2019/08/23
つなの
この本を読了→本を閉じるや否や、図書館へ急ぎ→野田秀樹の他作品をソッコー借りた。す、すげぇ化け物に出会っちまったぜ…ドキドキ、バクバク。次の公演を観に行っちゃってる私が容易に想像できるのである。
2015/05/13
ようすけ
贋作が読みたくて購入。結果、全作通じて野田ワールドに魅了された。言葉遊びや、込められたメッセージが響いてくる。言葉を抜粋しても、なんら色あせないようなそんな宝石箱をつくってはひっくり返す、そんな作品群だ。
2008/07/20
入江
読んでみれば、どれもリズミカルで面白い。「ねえ、一生に一度のお願い」「だったらこれは、一生に一度のダメだ!」 言葉遊びもふんだんで飽きない。中でも『赤鬼』は、身体を動かしたくなる。
2013/03/12
ぶっとん
「キル」「赤鬼」「ローリング・ストーン」が特に良かった。なんだろうね、密度高くてだんだん麻痺してくる感覚が… 一気に全部読んだの勿体なかったなあ。←かなりほめてるつもり
2013/03/01
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