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蔭桔梗

蔭桔梗

蔭桔梗

作家
泡坂妻夫
出版社
新潮社
発売日
1990-02-01
ISBN
9784103472032
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蔭桔梗 / 感想・レビュー

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そうたそ

★★★☆☆ 「亜愛一郎」シリーズを書いた人と同じ人の作品とは思えない純粋かつ美しい職人気質な人間たちを描く作品集。ミステリを期待して読むと肩透かしを食らうことは間違いないが、それでもたまにミステリ作家泡坂妻夫の一面を垣間見せるような場面も見られるのが注目どころかもしれない。個人的にはこのような渋い職人の世界に浸るにはまだ青過ぎたのかなと思った。一方で、昔ながらの日本の良さが感じられる職人の世界の素晴らしさが感じ取られた。現代化が進む日本で、決して失われてはいけないものがこの作品に描かれている気がする。

2015/01/19

ふなこ

直木賞受賞作を含む短編集。ごりごりのミステリだと思って読んだのだが、エッセイというか人情ものというか…という感じのお話だった。これを味わうにはまだ人生経験が足りないのかなと感じた。もうちょっと年を取ってから再読したい。

2023/11/15

乱読999+α

昭和20年代から30年代ころの東京下町を舞台とする物語だろうか?職人着物に関わる職人の日常の生活とちょっとしたミステリィを洒脱な文章でつづった物語は、懐かしさと心地よさを与えてくれる。時代に取り残されつつある人々のさみしさ、変化について行けないながらも健気に生きていく人々の温かさは心に染み渡る。きっと今の若い人には解らない所もある人情話かも知れないけれど、読んでも損はしないヨ。との、老人の戯れ言。w

2023/12/31

雲國斎

直木賞受賞作。落ち着いた短編集でした。

2000/06/25

ERI

探し求めてやっと読めたが、拍子抜け。筆者の短編集の流れのうちのひとつであった。情緒はあるのだが、全部同じに思えてしまう。

2016/07/14

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