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神の悪手

神の悪手

神の悪手

作家
芦沢央
出版社
新潮社
発売日
2021-05-20
ISBN
9784103500834
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神の悪手 / 感想・レビュー

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starbro

芦沢 央、3作目です。本書は、将棋ミステリ短編集、オススメは、『弱い者』&『恩返し』です☗ 私は将棋に関しては素人なので、棋譜等に関して詳しいと、より楽しめると思います☖ https://www.shinchosha.co.jp/book/350083/

2021/06/13

しんたろー

芦沢さん新作は将棋に関わる人間模様を描いた5つの短編…「芦沢さんが将棋?柚月さん『盤上の向日葵』の後追い?」と邪推したが、心理描写とミステリ要素を絡めてグイグイと読ませる腕は健在。ルールを知らない人でも、人間自体の様々な感情を「そうだよなぁ!」と思えるように描いているので充分に楽しめる筈。特に、避難所で将棋ボランティアの活動を描いた『弱い者』と、駒師という珍しい存在の目線で綴った『恩返し』は意外性と人情味が絶妙にミックスされていて唸らされた。数年ぶりに将棋を指したくなったが、駒も将棋盤も行方不明(苦笑)。

2021/07/20

Yunemo

ほんとにその場にいるような緊迫感がひしひしと感じられ、いろんな感情が表現されてる5編です。将棋を知っていればさらに切羽詰まったものになったような気がします。今までの作品群で表現された著者特有の世界観がこの5編に集約されているような。しいて言うなら、弱い者で表現された主人公が次にどう生きていくのか、次作の一つとして表現して欲しいなという願望も。著者ならどう書き記していくのか興味が湧いて湧いて。神の悪手の悲壮感には、読んでる当方が胸に突き刺さって。でも指しの一手の理解が出来ずに、半減させてしまっているのかも。

2021/06/20

うっちー

駒師を含めた将棋界の短編集で面白かった。将棋士はどんな世界の中で一番負けず嫌いだなと思いました

2021/08/24

cinos

将棋を題材にしたミステリ?短編集。どれも結末から先が気になる終わり方です。「ミイラ」のなぜ少年は解けない詰将棋を作るのか、というホワイダニットがとても面白かったです。

2021/07/03

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