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残りものには、過去がある

残りものには、過去がある

残りものには、過去がある

作家
中江有里
出版社
新潮社
発売日
2019-01-22
ISBN
9784103522119
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残りものには、過去がある / 感想・レビュー

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ナイスネイチャ

図書館本。結婚式を舞台にその新郎新婦に纏わる人達を巻き込んだ連作短編集。そのなかにレンタル友人や祝儀泥棒など最初は嵌まりましたがちょっと後半は雰囲気変わったかな?

2019/07/28

うどん

中江有里さん、初読みでした。正直、読む前はあまり期待していなかったのですが(すみません)とてもステキな連作短編でした!読んで良かったです。

2019/04/05

tetsubun1000mg

先月「ティンホイッスル」を読んで、製作現場にいた人でないと書けない小説だと感心しました。 本作は歳の離れた2人の結婚式と、出席する人を連作で描いていく。 冒頭の結婚式で、レンタル友人スピーチを請け負った栄子の物語から始まる。スピーチに対する新婦の涙は後半の新婦の物語の伏線にもなる。 結婚する2人と、多くの出席者の人生と、さまざまな感情を描いて最後に鮮やかにまとめた本作は、作家として一気にレベルを上げたことを証明する一冊になったと思います。 デビュー直後の重松清の作品を思い起こさせるレベルの高い上質な作品。

2019/05/20

ごみごみ

とある結婚披露宴を舞台に、新郎新婦、親戚、友人、元カノ… 様々な人たちの視点で描かれる過去と現在。それぞれ共感できる部分も多かった。ミステリアスな感じもあり、どう着地するのか最後までわからず面白かった。ラスト一行がよかった。幸せな読後感!

2019/05/06

ポップノア♪@読書停滞中

読友さんのお勧め。ある結婚式を多角的に描いた連作短編集。意外な職業にスポットを当てた「祝辞」や、新婦の従姉妹⋅貴子の苦悩が氷解する「約束」、新郎⋅伊勢田の過去の恋愛を描いた「祈り」等、どれもテイストが異なり非常に興味深い。秘密の誓いを立てる「愛でなくても」は強く共感したし、「愛のかたち」に正解なんて無いんだなと。体は大きいけど心優しい「伊勢ふく」こと伊勢田は完全に田口浩正さんで脳内再生でした。中江さんはいつの間にか作家さんになられてて驚いたけど、調べたら年間300冊は読むらしいので自然の成り行きなのかな。

2022/04/19

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