プロジェクト・インソムニア
プロジェクト・インソムニア / 感想・レビュー
starbro
書店で気になり、図書館に予約して読みました。結城 真一郎、初読です。発想は面白く、著者は楽しみながら書いていますが、読者としては乗り切れない感じでした。著者が開成・東大卒で頭が良すぎるからでしょうか? https://www.shinchosha.co.jp/book/352232/
2020/08/28
ちーたん
★★★★☆これは夢か現実か?夢を自由に操れる『明晰夢』が実現可能に!そんなプロジェクトの極秘人体実験の被験者となった主人公達。90日間『夢』を見てる間、同じ世界で共同生活を送る。夢のシンボルは【胡蝶】。望むものは自由に手に入れられる。まさに理想郷……のはずが被験者が現実世界で命を落とし…。◆昭和香る表紙ですが、これ令和本!特殊設定満載で最初は世界観の把握に戸惑うけど面白かった!フーダニットは割とわかりやすく、その先のハウダニットやホワイダニットが魅力の重要な鍵!真相を一緒に見届けたくなるノンストップ作品!
2020/10/07
カノコ
他者と共通の夢を見ることができる極秘人体実験〈プロジェクト・インソムニア〉。自らの願望を具現化できる夢の世界で、まさかの悲劇が起きる。全く新しい特殊設定クローズドサークル。夢の中で死ぬと現実でも死ぬ、というややチープな都市伝説を地で行く設定もわくわくするし、夢と現実を行き来しながら犯人を捜す過程も中々読ませるものがある。最初は読みにくさ、取っつきづらさを感じたものの、終盤のスピード感と丁寧な伏線回収は美しい。本来であれば死なないはずの夢の中で如何に殺すのか、なぜ殺すのか、という真相にも凄みがある。
2020/09/10
バネ
う〜ん。。正直、思ってたんと違ってた。私には、あんま入ってコない作品だった。「♯真相をお話しします」に期待したい。
2023/03/19
シャコタンブルー
マイクロチップを脳に埋め込み夢の世界で共存するというプロジェクトで集められた7人の老若男女。拘束期間の90日間に1人、2人と殺人事件が起こる。残された人達が不安におののき互いに疑心暗鬼になっていく過程は「そして誰もいなくなった」を思い起こした。一体誰が何故、何の目的で!?はやる気持ちでページを捲る手が止まらなかった。正しくノンストップ。どこまでが夢でどこからが現実なのかその混沌とした瞬間を堪能した。夢の中だけは自分一人の世界になりたいと実感した。
2020/08/06
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