吃音: 伝えられないもどかしさ
吃音: 伝えられないもどかしさ / 感想・レビュー
茜
ある方は吃音がある為に自殺してしまっていたり。。。吃音がある為に仕事を変えなければいけなかったりと想像以上に厳しくて辛いことも書いてありました。読み終わった今でも考えるのだけど、吃音の方と話す機会があったとして言葉がなかなか出ない時に私はどうするだろう?言葉が出てくるのを待つか、それとも状況を見て出てくるであろう言葉をこちらから言った方が良いのだろうか?と。
2019/08/26
遥かなる想い
吃音に悩む人たちの現実を取材した作品である。言いたいことがあるのに 言葉にならない …自らも吃音に悩んだ著者の取材は 丹念で、 患者に寄り添う。原因も治療法もわからない中、懸命にもがく人たちの人生を応援する…そんな本だった。
2022/01/04
mae.dat
本屋さんで目が合った気がしたので、手にしてしまった。プロローグを読んだら普通の小説の様で、買って読む事即決した。そしたら結構ヘビーでした。取り分け重篤な方が取り上げられて居ますからね。 でもね。知らないままで居るより、知れて良かったと思います。吃音の方が人知れず困っている現状を共有して、優しくサポート出来る社会になって行ったら良いなと思います。
こばまり
発語の不自由さだけなのに、いや、発語の不自由さだけだからこそ、他者から理解されにくい生きづらさがあるのだと教えてくれる。著者の半生と、そんな著者に心を開いた当事者たちの境遇が読ませる。
2019/04/30
小木ハム
吃音を発症するのはおよそ20人に1人。うち8割は成長とともに消えるが残り2割は消えずに残る。どんな集団にも概ね100人に1人、つまり1%の割合で吃音者がいるという。男女比は4:1で男性に多い。あなたが『些細な問題』と捉えている事は、別の人にとっては『生死に関わる問題』である。陽気なキャラクターだった飯山さんの自死のショックは計り知れない。一人一台スマホの時代で、マイノリティの苦しみは認知されやすくなっている。沢山の人に読んでもらいたい本です。自分は何ができるだろう。漫画描くかな。
2019/12/05
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